試合中の疲労や筋ダメージを軽減するサプリメントとしてカツサプという製品がある。
さらに連戦や連日の行われる試合では、最も大切な試合の時にいかにベストパフオーマンスが発揮できるかがポイントである。
バスケットボールでは前半はいいものの、後半になって失速してしまい、負けてしまうことはよくあることである。
いかに疲労した状態でも良いパフォーマンスに結びつけるかが重要であり、そのためにハードな練習にトレーニングを行なっている。
疲労に特化したサプリメントとしてのカツサプを分析してみる。
結 論 |
【カツサプで期待できること】
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カツサプの公式サイトはこちら
カツサプ公式サイト
カツサプとは
昼夜を問わず泳ぎ続けるカツオから作られている。
カツオは、乳酸の分解を促進し、疲労回復を助ける「カツオ・ペプチド」が豊富に含まれている。
ペプチドとは
タンパク質が分解されるとペプチドとなり、さらに分解されるとアミノ酸となる。
タンパク質よりも吸収が早い
タンパク質 < ペプチド < アミノ酸
アミノ酸よりも吸収は緩やかであるが、そのぶん血液中に長時間作用するので持続する
ペプチドはさらに腸で分解されアミノ酸になるんだよ
カツサプはどんなサプリメントなの?
試合の前と試合中に摂取することで、疲労物質の乳酸を効率よく分解し、エネルギーに変えてくれる。
その結果疲労しにくく、スタミナが持つ。
筋肉のダメージや疲労には血液中のクレアチンキナーゼ(CK)の値が上昇する。
プロ選手も試合後にクレアチンキナーゼが上昇し、慢性的な疲労の確認として、定期的に血液検査を実施し確認する。
※クレアチンキナーゼ(CK)についての詳細は下に↓
クレアチンギーゼの働きを活性化させ、筋ダメージや疲労を軽減させる働きがある。
どんな時に期待できる?
重要な大会の時、一日に2試合ある場合、連日連戦が続く場合など疲労困ぱいになるかと思う。
その時に試合前と試合中に摂取することで、パフォーマンスの維持やスタミナの持続が期待できる。
アンチドーピング認証
ドーピングに対応した商品として、インフォームドチョイスというものがある。
インフォームドチョイスとは、LGC社(イギリスに本社)が2007年から運営する世界最大のアンチ・ドーピング認証プログラムである。
そのため、アスリートは最も安心して使用できるサプリメントの一つであるという証明である。
インフォームドチョイスのサイトはこちら
インフォームドチョイスのサイト
世界でも厳選された会社のサプリメントしか認証されていない
科学的に紐解く
筋肉の収縮で運動は行われる。
筋肉を動かすにはエネルギーが必要である。
エネルギーの供給システムとは
➀ATP-CP系
➁解糖系(乳酸系)
➂有酸素系
と3つからなっている。
詳細はこちらを参考に
【LT値】3つのエネルギー供給システムと疲労+トレーニング方法
疲れにくい持久力
上記の図は、解糖系(乳酸系)のエネルギー供給システムの図である。
グリコーゲンについて
グリコーゲンはグルコースに変化し、ピルビン酸に変化する際にATPを生み出し、エネルギーを作っている。
そしてピルビン酸は乳酸となり、再びピルビン酸に再合成される。また肝臓に行ってグリコーゲンに変換する。
このサイクルを繰り返してエネルギーを生み出している。
ただし解糖系は、無酸素でのエネルギーとなり、激しい運動を続けると33秒くらいしか持続しないため、乳酸の処理が追いつかなくなってくる。
重要なポイントのLT値について
乳酸が増加して、血中乳酸濃度が急に上昇するポイントが上の図である。
そのポイントを乳酸性作業閾値(LT値)といい、足がパンパンに張ってきて疲労が溜まってパフォーマンスが低下してくる。
スタミナはまさにこのLT値のポイントであり、トレーニングする目的はいかにLT値の発生を遅らせるかというために行なっている。
ここが遅らせる事ができると良いパフォーマンスが持続し、スタミナがあると言われる点である。
筋ダメージの軽減
エネルギー供給システムのATP-CP系は、無酸素で瞬発力として7.8秒発揮できるパワーである。
ATP(アデノシン3リン酸)は分解した時にエネルギーを作り、ADPとなる。その時にクレアチンリン酸が分解し、再びATPに融合される。
この時にクレアチンリン酸も分解と融合を行なって再びエネルギーとなる。この時にクレアチンキナーゼが必要となる。
クレアチンキナーゼ(CK)とは
筋肉にエネルギーを貯める時に働く酵素である。
筋肉が痛められると血液中でCK値が上昇する。
豆知識
急性心筋梗塞や筋ジストロフィーの際にCK値は上昇する
病的な症状としてCK値は高くなる
運動中のクレアチンキナーゼ(CK)
激しい運動でCK値は上昇する。また慢性に筋肉の炎症があるとCK値は上昇している。
特に試合などの強レベルの運動では、運動直後よりも翌日以降にCK値は上昇し、場合によっては1週間くらい戻るのにかかる時もある。
プロ選手やトップアスリートでは、慢性的にCK値が上昇している場合もあり、定期的に血液検査を行って筋疲労の確認をしている場合もある。
このようにクレアチンキナーゼ(CK)は運動に影響を及ぼす性質である。
プロ選手の実際の血液検査によるCK値
①1時間半程度バスケットボールのワークアウト(自主練習)行った後に検査実施
CK値の正常範囲(男性50-250 U/L 女性45-210)
515 U/L と数値が大きく閾値を超えている
そのため再検査となった
②数日前から激しい筋肉痛で疲労困憊していた選手
CK値 3626 U/L と正常範囲を遥かに超えた高値
もちろん再検査となった
③前回CK値が高く、再検査となり2日間のOFFの翌日に再検査実施
CK値 231 U/Lと正常範囲内に収まり異常なしとなる
上記の3例のように
激しい運動ではなくてもCK値は正常値を超えてしまう。
激しい筋肉痛や疲労感は身体の内部のダメージが予想以上に多い。
2間のOFFで正常値に回復して疲労回復していることが血液検査の結果からもわかる。
短時間での回復
上記のような無酸素でのエネルギー供給システムに影響を及ぼす解糖系(乳酸系)やATP-CP系は乳酸の除去やクレアチンキナーゼの上昇を抑える事で、疲労によるスタミナや筋肉へのダメージを軽減できる。
激しい運動は筋肉へ負担がかかり、足がつる(こむら返り)もそのうちの一つである。
筋肉で下位運動神経終末部の過興奮で、筋肉に異常な収縮が起こって痙攣する現象である。
足がつると試合を続行できなくなり大切な試合を落としてしまうことも出てしまう。
そのため、いかに疲労させないかという事が大切になる。
カツサプのメリット・デメリット
疲労に対してうたっているサプリメントはかなり少ない。
そのため使用目的が明確となる。
実際のところのメリット・デメリットを記してみたい。
メリット
メリット
・疲労や筋肉のダメージを抑えるということは素晴らしいと思う。
・大切な大会中に本来の力を発揮できる手助けになってくれる。
・後半から終盤の大切なところでライバルと差をつけられる。
・アンチドーピング認証で安心して選手に勧められる
デメリット
デメリット
・値段が高い、もう少し安価だとありがたい
・カツサプ依存にならないよう日々トレーニングを
・あくまでも補助食品である、過信は禁物
私の考え
私はバスケットボールをやっていましたが、大事な局面で接戦で負けることがあり全国大会に出場できなかった経験があります。
だいたい2点差、3点差で負けて悔しい思いをした記憶が残っている。
バスケのレジェンドの折茂さん(レバンガ北海道社長)は同じ県で一つ上の方、インターハイ予選で3点差で敗れ全国の切符を逃した。
連戦で足の疲労があり、残り40秒くらいで退場してしまった。
このファールも足がもっと動いていればしないで済んだファールであり、疲労が原因と認めざるを得ない。
勝負の時にもう一歩のエネルギーがあればと思っている。
今までの努力に結果を伴いたい、良いと分かっているものならばは活用し、練習試合で試してみて公式戦に備えたいものです。
カツサプ公式サイト
さらに科学的なデータの詳細などは、カツサプ公式サイトで確認できるので参考にしてほしい。
カツサプの公式サイトはこちら
カツサプ公式サイト
まとめ
大切な試合や大会で連戦、連日の試合など究極に追い込まれる可能性のある場合は、摂取することで勝敗が影響する可能性があるので、万全の体制で試合に臨みたいものだ。
その一つのアイテムとして活用するのは、ドーピングにも対応しているので安心して口に入れられるものである。
事前に練習試合などで一度試してから、実際の試合で活用できるアイテムなのか判断して備えたい。
結 論 |
【カツサプというサプリメントで期待できること】 1.乳酸の分解を多くし、エネルギーを生み出し疲れにくくする 2.激しい運動で酷使した筋肉のダメージを軽減させる 3.疲労するとクレアチンキナーゼが上昇し、翌日のさらに疲労することを抑える上記の働きが期待できる激しい練習の合宿中や連日連戦の試合時のダメージを軽減 4.激しい運動をするとCK値は上昇し、筋肉や疲労としてダメージが血液検査でも確認できる。 5.アンチドーピング認証のサプリメントなので安心
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この記事が参考になれば幸いです
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