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独学による8つの弊害!あなたのスキル習得で対応できるか

スキル習得に対して独学で進めてしまう方は意外と多いはず。
趣味での独学は面白みや遠回りも含めてやり甲斐があり楽しめるかと思います。

しかし、仕事となると話は別物。
いかに効率よく、確実にスキルアップして成長できるかは他のスキル習得に関してもノウハウとなっていきます。

基礎の土台を築き、プロセスに沿って学習できればとても効率よく時短で学ぶことができるはずです。
そのためには時間を無駄にせずに自己投資することも一つである。

今回は私が感じる独学の弊害となる8つのものを記していきます。

私は現在プロバスケットボールチームでアスレティックトレーナーとして活動して20年以上になるベテランになります。
現在テーピングをたくさんの方に指導していて、独学で学んだ方が大きな壁にぶつかっている現状を見た時に独学での弊害を感じています。

今回は独学による弊害とスキルアップの注意点という内容で解説させていただきます。

独学による8つの弊害

スキルアップのための注意点

独学による8つの弊害

スキル習得に際して独学による弊害が8つあるかと考えています。

1.知識の盲点が生まれる
2.専門家からの評価を受けにくい
3.進捗が遅くなる可能性
4.途中での行き詰まり
5.学習環境が整っていない
6.実践不足
7.社会的なつながりの欠如
8.自己満足に陥る可能性

1.知識の盲点が生まれる

独学で学んだ結果知識の偏りも多く、学習し直さなければならない点が技術ではとても多く感じています。
要するに基礎がしっかりとできていないことから知識や技術のバラツキがあり、向上の歯止めとなっている現実があります。

2.専門家からの評価を受けにくい

独学で学んでも専門家からの評価は薄くなってしまいます。
誰から学んだか、どの機関で学んだか、このあたりはやはり評価されやすいものです。

3.進捗が遅くなる可能性

技術習得にはプロセスがあります。

一つひとつ課題があり、その課題をクリアすることでスキルアップしていくわけです。
そもそもマニュアルやプロトコルがなければ何を学んだかが理解できていないということとなってしまいます。

スキル習得には計画性が大切で、そのためにはやるべき課題と段階を理解する必要があります。

4.途中での行き詰まり

独学では基礎の徹底をできずに、ある程度練習したら自己満足で自分自身のレベルを把握していないまま時が流れ、土台がないままテクニックに走ってしまいます。
すると簡単なことですらエラーして、応用テクニックに対応できるスキルを持ち合わせていないということになってしまいます。

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5.学習環境が整っていない

新たなことに挑戦する際に環境を変えることも道が開けるものです。

環境を整備することで大きな進展に繋がることはとても多いものです。
いかに環境を整えて自分自身のマインドセットをしてより良い状態で学習することが挫折を防ぎます。

6.実践不足

独学によることで現場で活用できていればまだ経験値として良いのであるが、実際に活用する機会がないと経験値としての積み重ねが少なくなってしまう。
気づきや指摘を受けることも少ないとその分スキルアップに対するフィードバックがないので上達にも影響してしまう。

7.社会的なつながりの欠如

刺激を受けることはモチベーションの維持・向上につながります。
自分自身では気づくことができないシーンも現場で見るだけでも良い影響をいただけます。

さらにメンターとなる方や目標としているステージで活躍されている方からアドバイスをもらうと新たに気づきや情報共有など大きなヒントや財産となります。
オンラインでもオフラインでも良いので一匹狼とならずに相談できる人や仲間、コミュニティや勉強会に参加するのもひつとです。

8.自己満足に陥る可能性

最近ではSNSや動画で無料で学べる部分も多くありますが、情報過多となっているケースも多くあります。
何が正しく、どうすればいいのか、何から始めればいいのか、とても情報整理も難しい時代と思います。

独学によってスキルに磨きをかけることはモチベーションがあり良いことではありますが、自己満足のレベルでしか成長できていないケースもあります。
プロとして活動されている方のスキルを直接見た時にレベル差を大きく感じてしまい、時間を浪費していた事に気づくと思います。

プロのレベルを知ることは技術習得の大きな道標となるでしょう。

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スキルアップのための注意点

スキルアップのための注意点として8つ記しました。

1. 適切な学習リソースを選ぶ
2.ハードルを高くし過ぎない
3.焦らずにステップを踏む
4.偏った学習を避ける
5.早急な結果を求めない
6.他人と比較しない
7.失敗から学ぶ姿勢を持つ
8. 自分の限界を認識する

1. 適切な学習リソースを選ぶ

技術は1つ1つの技の積み重ねにより成り立っています。そのため効率よく学ぶためのプロセスがあります。
基本的には基礎技術の習得をして応用テクニックを身につけることとなりますが、基礎技術にも様々なテクニックがあり、いかに土台を太く強くすることがその後のスキルアップにつながっていきます。

そのためには学習カリキュラムが明確に確立されているものを選ぶ必要があり独学では偏った知識技術となってしまうものです。

自分で1からやるよりもカリキュラムとして確立されていることを導入した方が圧倒的に成功する確率が増加するわけです。

2.ハードルを高くし過ぎない

スキルを習得する際に目標設定や計画を立てると良いことは理解していると思います。
しかし、その際にハードルが高すぎてしまうと3日坊主となってしまい継続できないメンタルとなってしまいます。

スキルアップとして最も大切なことは一過性のモチベーションでなく、継続するためのマインドセットです。
いかにモチベーションを持続して努力を継続できるかがスキルアップに繋がります。

そのためには自己分析も大切なポイントとなります。

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3.焦らずにステップを踏む

どんどんスキルアップできる人もいればゆっくりと時間がかかってしまう方もいます。
マイペースの学習で確実に向上できることが長続きするための秘訣です。

良い手本を見て真似て努力を継続すれば必ず上達する。
焦らないこと、マインドコントロールをすることが一つひとつの段階をクリアしていく事につながります。

4.偏った学習を避ける

知識や技術は独学となると全てを網羅できない点が私の指導してきた経験から大きな差となっています。
要するに基礎ができていないのです。

こういう方の特徴として基礎が何かを理解できていないことがスキルの限界として歯止めをかけてしまっています。

目標としているステージで活躍されている方、メンターに教えを受けてベースをしっかりと作り上げること。
そのベースが上級テクニックを習得する際に必要となるためです。

こういったことを理解できないのが独学で習得するスタイルの方に多いものです。
得意不得意、特に不得意を極力減らせるための練習を積み重ねることです。

知っているか知らないかの差が大きいという事になります。
技術習得のプロセスとして知らないことを知ることから始まります。

5.早急な結果を求めない

技術は数日で習得できるものではありません。ですから長期的な視点を持つことです。
そのためには計画性としっかりとしたカリキュラムがあることです。

そして進捗状況を確認して、自分自身のスキルの現状を把握できることがとても大切となります。

時には停滞することもあるかと思います、悩みやモチベーションが下がることも十分考えられます。
悪いことではなく、当たり前のことだと思って、追い込みすぎないことです。

心身ともに健康でないと学習は継続できませんし、効率性も悪くなります。

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6.他人と比較しない

人それぞれ個性があり、それがタレントとしてキャラクターとして関わり方に影響していきます。
自分は自分であり、他人と比べる必要はありません。

スキル習得の速度も人によって大きな差となります。しかし問題なのはスピードではなく、目標に到達できるかです。
自分自身の到達に対するモチベーションの維持向上が大切です。

すぐに技術習得してどんどん先に進んでもその技術が雑なものと正確性があるのではどちらが選ばれるかです。
自信に満ちることは良いことですが、自信過剰で失敗してしまうこともあります。

遅咲きでも確実に到達できればより磨きがかかるでしょう。
スキルは人と比べるものではなく、自分自身の信念となるのです。

7.失敗から学ぶ姿勢を持つ

スキルをつけても実際の現場で機能させられるかはさらに次のステージのレベルになります。
誰でも失敗はしてしまうもの、その失敗を次に活かせるか、活かせないかの差は大きくなって帰ってきます。

よくトライ&エラーと言いますが、挑戦して初めて見える景色があるのです。
その経験がさらなる成長となって対応力となります。

見て学ぶこと、体験してみること、経験して得れること、フィードバックして次に活かすこと、追求すること、磨きをかけること、
このように技術は進化していきます。

8. 自分の限界を認識する

人には個性があります。得意な分野と不得意な分野も出てきます。
自己分析はとても重要です。

ここを理解できると自分の強みと自分の弱みを把握することができます。
技術習得し、さらに専門分野として磨きをかけていくポイント、時間とエネルギーさらに自己投資するところを把握していくことで特化することができます。

これが専門性の中でもスペシャリストとなり、権威性や差別化といった違いへとつながります。

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テーピングスキルを習得する際に

私は現在プロのアスレティックトレーナーとして活動しています。
テーピングを普及するために講習会や個人レッスンをしています。

テーピングは学べる機関が実際に少なく独学になってしまう方がとても多い現状があります。
何から学習すればいいのか、どうすればスキルアップできるか、テーピングの技術にどういったものがあるのか、テーピングの基礎とは何かすらわからない方が多いと実感しています。

トレーナーの学校でも資格試験に合格させるためのレベルまでしか教えられない現実もあります。
しかし、実際に現場で選手に活用できるレベルに上達しているかというとごく一部の方のみの現状があります。

アスレティックトレーナーや医療関係者、スポーツ選手に関わる方は知識技術を身につけることがとても多く、学習も中途半端な形となってしまいがちです。

実際にテーピング講習会やプロのトレーナーに指導する機会がありますが、基礎となる技術差がとてもあり、応用テクニックの際の歯止めとなってしまっていて、基礎からやり直さないといけないレベルとなっていることが多々あります。

独学ではやはり弊害があります。
これは私自身が独学で大きな挫折をした経験があるのでよくわかっています。

3年間という年月を無駄にしたという感覚が今でもあります。
ですからあなたには効率よく学習できるマインドを理解してほしいと思っています。

まとめ

今回独学による8つの弊害、スキルアップのための注意点として記してきました。
この辺りを意識してスキルアップに取り組むと成功する確率が上がります。

独学による8つの弊害

スキルアップのための注意点

今回の記事が参考になれば幸いです。

プロアスレティックトレーナとして活動して、情報発信をしています。
メルマガでもより情報提供しています。
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