トレーナー トレーナーの仕事

選手のニーズに対応できる折りたたみ式のオススメ治療ベッド8選

選手にとって治療やトリートメントは毎日のように行います。
その際の環境づくりとしてもアスレティックトレーナーの手腕に影響します。

特に治療ベッドの質によっても選手の満足度やモチベーションも変わってきますのでこだわりを持つとワンランク上の対応になり信頼度も向上します。

できるトレーナーの環境整備の一つとして治療ベッドが果たす役割は大きいものです。
アスレティックトレーナーにとって治療ベッドは一心同体、今回は現場でも移動可能な折りたたみ式の治療ベッドを紹介します。

治療ベッドといってもたくさんの種類があり、今回は折りたたみ式のタイプを紹介します。
プロチームでは環境によってもケアルームがあるところとないところがあり、練習環境も固定されていなく移動がつきもののチームも多い現実があります。

その際に車で移動することが多いので折りたたみ式のベッドがとても役立つわけです。

結論

自分にマッチしつつ選手ニーズに対応できるベッドを見つけて使い込んでいけば愛着が湧き良きパートナーとなります。

治療ベッドの種類と特徴

治療ベッドといってもとても多くの種類があり、購入する際にとても迷ってしまうものです。
値段の違いから品質、重量、持ち運び、固定用と治療院や接骨院とプロチームでの現場ではまた活用するベッドも異なってくるものです。

治療ベッドの種類

治療ベッドでも種類があります。
・固定式のしっかりとしたタイプの治療ベッド
・折りたたみタイプの治療ベッド

さらに
・電動昇降タイプ
・手動での高さ調整タイプ

今回は折りたたみ式の治療ベッドに関して紹介していきます。

治療ベッドの特徴

治療ベッドの特徴として以下のものがあります。

優先順位をどうするかによって対応できるベッドも変わってきます。

最もベストなベッドは
縦幅があり、高さ調整の幅が広く、軽量で持ち運びがしやすく、丈夫で頑丈でクッション性もよく、角度調整やヘッドピースなどの拡張力もあることが望ましいですが、そこまで完璧なベッドは正直ないので何かを削らなくてはなりません。

このどちらなのかと考えます。

ただし、もう一つ条件があり、そのベッドはチームのものなのか、個人の所有物なのかでも判断が異なってきます。
自分自身の私物として購入するのであれば、自分自身の使いやすいタイプを選ぶべきであり、チームの所有物であるなら、選手ニーズに対応してさらに自分自身でも使い勝手が良いものがベストとなります。

治療ベッドは1度購入してしまうと長期的に使用せざるを得ない備品なのでしっかりと選ぶ必要があります。

アスレティックトレーナーの役割と治療ベッドの重要性

アスレティックトレーナーや医療資格者がプロチームの現場で活動しているかと思います。
現場で活動する方でも役割が異なってくるかと思います。

資格によっても対応の仕方や役割によっても異なってきます。

アスレティックトレーナーの役割

プロチームで活動できる資格の競技によって明確化されているケースもあります。

私の関わっているバスケットボールでは以下の資格取得者がプロチーム所属のトレーナーとして活動することができます。

上記の7つの資格取得者がプロチームでトレーナーとして認定されています。

治療ベッドの重要性

トレーナーも各チームにて役割も異なってきます。

とはいっても行う手技によってベッドの高さを毎回調整することは現実的ではないので、最も総合的にやりやすい高さは決まってきます。

あなたの身長と体型によって調整可能な高さの範囲であるかは最も確認しておくべき点となります。
長時間作業する際に高さ調整できないと体に大きな負担となってしまい、本来の力発揮ができないことにもつながります。

個人的に配慮すべき治療ベッドの優先度

プロチームではチームによっても固定した練習環境でないケースもあります。
さらに遠征先ではベッドを自分自身で運ぶ必要があります。

持ち運びや設置に際してコントロールできないものでは自分の体を痛めてしまいます。

効率的な治療環境の構築

選手ニーズに合ったベッドを使用すると選手が治療を受けてくれる確率と満足度が大きく変わってきます。

どういうこと?

と思われるかもしれませんが、選手はトレーナーのスキルを選びます。
治療技術がないトレーナーの治療を受けたいとは思わないわけです。

さらに治療環境が悪いと尚更です。
いかに治療の環境を良くして対応するかも選手ニーズに影響します。

選手はトレーナーを選ぶ時代です。

トップ選手は色々な環境での経験値がありベッドにも影響します。
特にメインとなるホームでの環境整備は整える必要があるわけでこだわりを持つことで選手からの信頼も変わってきます。

チーム環境によっても異なりますが、選手と練習場の動線上に治療できるベッドを設置することで選手との会話も増えコミュニケーションも取りやすくなります。
トレーナーブースをどこに設置するのかは結構大切なポイントとなります。

治療ベッド選びのポイント

長々説明してきましたが、私が最も良いと思っている治療ベッドのメーカーがFONTANAというメーカーのベッドです。
FONTANA(フォンタナ)でもたくさんの種類のベッドがあるのでニーズに対応できるようになっています。

個人的な主観ですが圧倒的な寝心地の良さで選手ニーズに対応できるメーカーです。

FONTANAの特徴

今回たくさんある中から8種類のベッドを紹介します。
表にまとめましたので特徴の比較をして最も適したものを選べるようにしています。

クッション性重視

FONTANAシリーズの中でもクッション性に優れているのがベネチアシリーズになります。
元々はエステ用の高級感ある治療ベッドの位置付けなので選手が寝た際のクッション性は抜群で、ベッドで1日寝ても疲労感が出ないレベルの感覚です。

JUNK TRAINER

軽量性重視

軽量性ならクアトロ28が圧倒的に業界の中でも最も軽量のベッドです。
クアトロ28はアルミを使っているので持ち運びには小柄な女性でも手軽に持ち運びができるレベルです。

高さも52-66cmと低めの設定ができるので現場の治療にも向いています。

JUNK TRAINER

クッション性も良いですがベネチアよりは質は劣ってしまい、厚をかけた際は逃げてしまいやすい点があるので軽量で移動の持ち運びを優先とするのであれば最も良いベッドとなります。

サイズ重視

ベッドの質感はベネチアシリーズがクッション性も含めて申し分ないですが、サイズによって選ぶポイントが変わってきます。

長さサイズ

そもそもベッドの長さが長く182cmあります。ヘッドピースを装着すれば210cmとなるので全く問題ないサイズ感です。

ただし私の関わっている競技のバスケットボールの場合身長が210cmを超える選手もいるため対応するにはベッドサイズも長い必要があるわけです。

ベネチアフェイスホール30では縦幅である長さが192cmと通常よりも10cm長いためバスケットボールやバレーボールの高身長選手のいるスポーツでは多いに活躍し、実際にチームでも使用しています。

幅サイズ

大きい選手だと筋肉量もあるため横幅もあると体位変換時に安定し、治療の際やストレッチの際にも有効となります。

幅サイズではベネチア32が横幅80cmと広くかなりゆとりが出ます。
通常であれば70cm幅でも問題ないですが、体格が大きい選手が多い競技ではベッドの幅は十分合った方が選手ニーズに対応できます。

ただし、治療の際にはベッドの幅が圧をかける際に邪魔になることもありこの辺りは好みとなってきます。
片足を乗せた治療を行いやすいというメリットもあるのでご自身の嗜好に影響するケースもあります。

実際にベネチア32もチームで活用している1台です。
ベッドに乗って対応もできるので十分有効なベッドです。

ただしベネチア32ですとその分重量が重くなります。
17kgあるので16kgと17kgでは個人的には重さの違いを実感できる差です。

JUNK TRAINER

高さサイズ

治療で使う時にも個人差で身長も違うのでベッドは低い方が良いケースがあります。
ベネチアスポーツ30は治療家向けに対応してベッドの高さが低い設定で通常60-85cmの高さが45-65cmとなりしっかりと圧をかけられるタイプのベネチアシリーズです。

価格重視

FONTANAの中でも最も価格がお手頃なのがリビエラ28です。
他との違いとしては耐重量が1000kgと他のものよりも低くなっていますが、1tに耐えられるということで全く使用に際して問題ないレベルです。
ここは気にしなくて大丈夫なポイントです。

FONTANAシリーズはクッション性などの品質が良い点が特徴的ですが、ソフトフォーム2層の6.3cmの厚みなのでクッション性や質感は劣るものの、他メーカーに比べれば十分すぎるコスパのベッドとなっています。

重量も14.5kgと比較的軽いタイプなのでこの辺りもコスパ良し、機能も良しというレベルです。
別のチームで使用していましたが十分現場で対応していました。

JUNK TRAINER

FONTANAのベーシックタイプ

最もベーシックとなるタイプがプリモ30です。
価格を1万円以上押さえながらもやや軽く、クッションも7.5cmとしっかりとしています。

ベッドの角が丸みがかっているのでベッド周囲移動を移動する際にストレスフリーのベッドとなっています。
ベッド選びで迷っている場合は最もベーシックなタイプでも十分だと思います。

角度調整ができる

ベッドでの施術中に起こしたい際に有効なのがベネチアチルトフェイスホールです。
最大60度まで角度が24段階で変更できるのでリハビリの際に起こして対応したて時にもってこいのベッドです。

唯一角度調整ができる利点がありますが、その分重量が21kgと圧倒的に重たいので移動させるには不向きなベッドです。
ただし折り畳み式で角度調整ができると幅広いニーズに対応できる点はかなり利用価値があります。

長持ちさせるためのメンテナンス法

治療ベッドでも折りたたみ式ベッドは移動することによって劣化してしまうケースが出てしまいます

ネジの緩み調整

ベッドが軋んだり圧がかかる度に擦れる音が鳴る際はネジの緩みが原因となっていることがとても多いものです。
ネジの緩みにもいくつかの種類があります。

ベッドは定期的にネジのチェックをするようにしましたょう。
どんなベッドでもプラスドライバー1本または六角レンチがあれば調整可能です。

移動での扱い方

プロチームでは遠征で荷物を運ぶことが多く、車での移動時の走行中の揺れによってネジが緩みやすくなります。
宅配便やカゴ車を使ってのチーム荷物のコンポの際に無理やり荷物を押し込むことでベッド本体の損傷が出てしまいます。

丁寧に運ぶということを心がけて欲しいものです。

特にベッドを運んでいるとベッドケースに入れて移動する際にベッドと床やアスファルトと擦れることでベッドの角が摩耗して破けてしまうことがあります。
移動ではこの辺りを丁寧に扱って欲しいわけです。

足場の劣化

ベッドの足の先端にはゴム板が付いていた衝撃や滑り止めの機能があります。
しかし毎日負荷がかかることでゴム板が劣化して割れて損傷してしまいますので、ベッドのガタつきや安定感、床面の傷にも影響します。

この辺りは交換部品となりますので、購入元のメーカーにパーツの交換部品の購入やホームセンターで類似品を購入するなどで対応可能となります。

合皮の劣化

治療ベッドの表面は革でコーティングされていますが、合皮を使用しています。
本革を使うと総重量が重くなることや金額が高騰しますので本的には合皮を使用しています。

合皮でも劣化しやすいものと劣化しにくいものがあります。
数年経ってしまうと合皮が禿げてしまうものもあります。

この辺りは仕方ないケースですが、合皮を張り替えることができます。
治療ベッドの買い替えとしては

このようなことがあるかと思います。

まとめ

FONTANAのベッドは本当に高品質で折りたたみ式ベッドを検討しているなら本当にオススメの製品となります。

あなた自身の使用感と選手や患者さんにとってもとても居心地の良い空間づくりを演出できます。

今回の記事を参考にFONTANAのどのベッドを選ぶかはあなたの使用目的や体格によっても変化するかと思います。

まとめ

私の使用感として

私物ではベネチア30を現在も使用してます。もう14年ほど使用しています。
かなり昔に購入してその時はベネチアも種類が少なかったので現在のベネチア30に当たります。

14年ほど使用していますが、足回りは非常に丈夫で問題なく活用できています。

チームでは長いタイプのベネチアフェイスホール30、幅の広いベネチア32、超軽量のクアトロ28を現在も使用しています。
現在常勤のトレーナーが3名いるので各1台づつ使用していいる形です。

昨シーズンはベネチアフェイスホール30を使用して最も使いやすいベッドでした。
幅広のベネチア32は幅が広いので片足を乗せないと体重がのりにくく圧をかけづらいと感じています。

現在は良いベネチアシリーズは後輩に譲ってクアトロ28を使用しています。
天板がないので少し沈んでしまう点がベネチアの方がより良いアプローチができるという実感がありますが、移動の際に軽量なので全く負担を感じないのは良い点です。

以前のチームではリビエラ28を使用していました。
ベネチアと比べるとクッション性が劣りますが、十分治療でも活用できるハイコスパのベッドであります。

今回、選手のニーズに対応できる折りたたみ式のオススメ治療ベッド8選として紹介してきました。
この記事があなたのベッド選びに役立てていただければ幸いです。

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