チーム 横浜ビー・コルセアーズ

ビザという海航手形がなかなか手に入らず嵐に遭遇

2020年5月20日

毎年各チームは外国籍選手の獲得に力を入れている。

これはどこのチームもそうであるが、実際に開幕してみないと各チームのチーム力は計り知れない部分が大きい。

そのため、あくまでも予測しながらの人選となるのだと思っている。

外国籍選手を獲得するためにはビザが必要となる。通年ではビザはうまく取得できれば1週間程度で取得できるのが、2019年から取得ルールの変更になり、およそ1ヶ月以上もかかってしまう結果となってしまった。

このことで我々はじめ別のチームでも予想外に試合に参加できるまでの日数がかかってしまった。

ビザという海航手形がなかなか手に入らず困難に

2019年に大きく変わったビザ取得状況

外国籍選手がチームでプレイするには就労ビザが必要となる。これはBリーグのルールでも定められている。

そのため、ビザを取得しなければならないのである。これはプレシーズンマッチも含めて公開する場合はビザを持っていなければ出場できないということである。

通年段取りよく対応することで、およそ1週間程度でビザが取得できたので、外国籍選手の確保や変更に関してもそこまで大きな問題とはならなかった。

しかし、219年の8月に突然ルールが変更になっていたという事に気づくわけである。

そのため、通年通りのタイミングではビザが認証できずに試合に出場できないという形となってしまった。

昨年、日本でプレイした継続や移籍選手との差

昨シーズン日本でプレイしている選手はビザを所有しているため、更新すれば問題ないわけである。

ここで日本で初めてプレイする選手とビザ取得までの日数が大きく変わってしまった。

以前に日本で活動していた選手もビザ取得経歴があるため手続きにかかる日数はそこまで長くならなかったが、日本が初めての選手に関しては長期間の日数がかかってしまった。

ビザ取得


(↑モンゴルで取得した時のビザ関係)

ビザにも取得方法があり、自国で取得してから来日することが最も最短である。

チーム状況によっては一日でも早く合流してもらい、日本でビザを取得するケースもある。

また一度海外に出国することで取得しやすい場合もあり、隣国へ行き取得する方法もある。

これは私もモンゴルで活動する際にトラブルに巻き込まれた経験がある。モンゴルのチームに確認し、ビザがなくてもモンゴルで取得できるのかを確認したら、大丈夫であるとのことでモンゴルへ行く。

しかし、イミグレーションで確認するとダメだということであった。一度モンゴルから日本へ戻り、日本のモンゴル大使館でビザを取得してから再びモンゴルへ行くこととなった。

この辺りは正直、状況によっても異なったり、その年によっても異なったり、政治力も影響したりとなかなか一定ではないのでわかりにくいのは日本も同様である。

出場できないプレマッチ

2019年に起こった現象として、同じタイミングで来日しても実際に日本で過去にプレイしていた選手と日本初の選手ではビザの取得にかかる日数が2週間以上の差が出てしまった。

そのため当初予定していた公開試合にも出場できないといった現象となってしまった。

チームとしては練習と試合では実際に感覚が異なるケースが多く、いかに開幕までに選手同士のコンビネーションなど含め、戦術に合うように形を作ることが重要となるが、それが実現しなかった。

個人負担がかかってしまったアーリーカップ

ビザ取得においてビザ取得のルール変更とアメリカでの連休が重なり、さらにビザ取得に遅れてしまったのである。

当初アーリーカップは出場できるとのことであったが、結果的にアーリーカップも出場できない選手が出てしまった。

外国籍選手の合流が遅れたことも影響し、3名のうち1名しか出場できないという事になってしまったのだ。

このことで帰化選手と1名の外国籍選手のプレイタイムが長くなり、元々あった怪我が悪化してしまうこととなってしまった。

コンディション不良からのスタート

遅れて合流した選手も明らかなコンディション不足で1試合持つような体力もない状態であった。

ビザ取得にも時間がかかるので、結局チームでの公開試合のプレマッチには1度も出場できなかった。

開幕前に非公開の練習試合をなんとかOFF日を返上して行ってもらい1試合だけ実施できたが、全員が揃っての形が開幕前に作ることができなかったことはチームとしては厳しいものとなっていた。

やはり選手は試合を経験して成長するし、チームとしても成長するのはどの世代でも変わらないのだととても勉強になった点である。

核になる人材の長期確保


まず外国籍選手が全員変わってしまったことが大きかったのかと思っている。ビザの問題も含めてチームの核となる選手が継続してチームを牽引してくれた方が安定するし、強いチームでは必ず核になる選手が外国籍選手、帰化選手、日本人選手といるのかと思う。

今後のチーム力をつけるためにはこのチームで継続したいと思えるような環境づくりやチーム作り、会社組織が必要になってくるのではないかと思う次第である。

このシーズンはビザの問題は誰も予測はできなかったので仕方がない部分も大きいが、早めの行動対応で少しはゆとりや猶予ができるのかと思う部分もあったかと思える。

この経験を今後に生かして準備することは全ての成長と可能性につながるのかと思っている。

この記事が参考になれば幸いです

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