尿路結石は突然の激痛に襲われ、のたうちまわる程の痛みとなる場合がある。
前兆がないので知識を養って対策し、定期検診で事前に予防することがとても大切なポイントとなる。
一度経験すると仕事中やとても重要なシーンなどで起こらないようにしなければならないし、突然襲う痛みが出たらどうするか、どう対応するかと恐怖な日々となってしまう。
そうならないように、再発防止とリスク管理や定期的な健康診断は大切な部分になってくると思う。
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健康診断で早期発見!多忙な方に最適な検査方法6選【徹底比較】
結 論 |
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尿路結石とは
腎臓から尿道までの道を尿路と呼び、結石ができることである。
結石がどこでできるかによって名称が異なってくるが本質は同様のものとなる。
腎臓で結石ができても無症状の場合があるが、その結石が動いて尿管に行った際などに激痛となって突然症状が起こる。
背中の痛みや脇腹の痛み、嘔吐を伴う場合もあり、血尿を生じることがある。
尿路結石の特徴
・血尿
・嘔吐する場合もある
原因
様々な要因があり、その中には原因不明の突発性結石もあるのでまだまだ解明されていない。
食事としては動物性たんぱく質や脂質の過剰摂取などが挙げられる。
結石を作る要因としてシュウ酸が影響するのでほうれん草や人参、キャベツなどはシュウ酸がある食べ物である。その他として緑茶や紅茶も含まれる。
シュウ酸は水溶性なので、生で食べなければ問題はないとされている。
どれくらいの量を食べると問題なのかはまだまだわからない部分である。
他には尿路、感染、内分泌、代謝異常で結石が起こる場合もある。
わずかに遺伝性の影響もあるとされている。
尿路結石の分類
尿路結石の分類として4つに分かれている。
尿路結石の分類
1.腎結石
2.尿管結石
⬛︎下部尿路結石 5%
3.膀胱結石
4.尿道結石
ほとんどが上部尿路結石となる。
男女では男性の方が多く2.5:1の割合で多い。
男性の場合高齢の方が多い、女性では閉経後に発生しやすい
結石のできる過程
シュウ酸の量が多くなると、余った尿の中にシュウ酸が出てくる。
シュウ酸とカルシウムは結合しやすく、尿中でシュウ酸とカルシウムが結合するとかたまりとなる。
このかたまりが結晶核となりさらにその表面に晶質が付着しさらに成長して結石となる。
以前はカルシウムの摂りすぎが原因とされていたが、尿管結石の患者は平均してカルシウム値が低値であるデータが上がり、現在ではカルシウムを摂る必要があるとされている。
腸内でシュウ酸とカルシウムを結びつけて便として排泄しやすくする働きがある。
ポイント!
カルシウムを多く摂取することで、シュウ酸が腎臓に出る前に腸内でカルシウムと結合することで便の中に排泄され、結石になりにくくできるわけである。
結石のできる過程
(肉食のたんぱく質など)
⬇︎
尿中にシュウ酸が飽和状態
⬇︎
カルシウムと結合し結晶化
⬇︎
結晶核にさらに付着して結石
動物性のタンパク質は取りすぎ注意
検査方法
病院へ受診すると以下のような検査から確認ができる。
尿検査
尿検査を行うことで、血尿や尿路感染症の有無などが確認できる
血液検査
腎機能、尿酸値、カルシウム値、リン値などがわかる
超音波エコー
結石の部位や大きさが確認できる。
腎臓が腫れていることも確認できる。
治療
腎臓や膀胱での結石は無症状のため、検査しないと発見できない。
治療も結石の大きさが1cm未満のものに対しては、基本的に薬で溶かすレベルになる。
そのため実際に治っているのかよくわからないし、結石が小さくなっているのかもわかりにくいわけである。
1cm以上の結石で手術適応になる。
治療のポイント
結石1cm以上 手術
薬で対処
痛みに対してどうすることもできない状況となり、痛み止めなどで対応するしかない。
あとは薬での鎮痛剤と結石を溶かす薬が処方されるのみとなる。
生活習慣の改善
食べ物を改善すること、水分を多く取り排尿を2リットルは出すようにすること。
夜寝る前の食事は控えるようにする事が大切となる。
寝ている間は水分補給しないため、尿中の濃度が濃くなり結石ができやすい尿の状態となってしまう。
そのため就寝の4時間くらい前に摂取し終わるようにするなど工夫が必要になる。
体外衝撃波結石破砕石術
副作用や痛みが少なく、麻酔なしの日帰り治療が可能で、患者の体への負担が軽減された反面、結石を砕く効率は低下
経尿道的腎尿管砕石術
内視鏡を用いたレーザー手術で、尿の流れとは逆向きに内視鏡を入れて、結石を取ったり、レーザーで砕く
あの痛みはとても恐怖...
予防
尿路結石は再発率70%ととても高いので生活習慣を見直す必要がある。
食べ物
・動物性のタンパク質の取りすぎに注意
・シュウ酸を多く含む食べ物に注意する。
ほうれん草、キャベツ、人参、緑茶、紅茶など
・カルシウムの摂取を意識して摂る
水分補給
水分は尿中のミネラル濃度を低くするので、結石ができにくくなる為重要である。
塩分の過剰摂取に注意
塩分を多量に摂取すると、腎尿細管で再吸収されるナトリウム量が低下し、同時に再吸収されるカルシウム量も低下し、尿中のカルシウム量が増加することになる。
尿中のカルシウム量が増加するとシュウ酸と結合しやすくなり結石ができやすくなる。
ビタミンCの過剰摂取に注意
ビタミンCは体内で代謝されてシュウ酸を作る働きがあるので、結石ができやすい方はサプリメントなど摂取は控えよう。
私の経験
39歳で突然の激痛に
当時はかなりの激務であった日本代表、白鴎大学、リンク栃木ブレックスと3つの仕事を兼務しながらの日々であった。
日本代表の合宿が終わり、帰宅して翌日にリンク栃木ブレックスの鹿児島遠征となる。かなりの疲労度の中、別でそのまま合宿となる。合宿は拘束時間がとても長くなるので、ほとんど暇なく労働となる。18時間以上は連日の労働となるので、スタッフとしてもしんどいわけである。
そんな中選手の治療で長時間背中に負担がかかる体勢での作業となり、合宿が終わって帰宅したら背中に激痛が走った。今までに経験したことのない痛みであった。
背中に張りがかなりあったので、筋疲労での炎症なのかと思っていた。しばらくゴロゴロしていると一旦は収まったものの、再び激痛となり、耐えられないレベルの痛みとなって、のたうち回っていた。
さすがにやばいと思って病院に受診し、血液検査で尿酸値が高いので尿路結石とのことである。
座薬と点滴でしばらくして1時間くらいしたら痛みは治まった。
かなり小さいが石があることが分かった。薬で溶かすしかないとのことであるが、この痛みが再び襲ったら仕事どころではないなと思う次第。
その日は移動日で翌日はOFF日で救われた。多分緊張感もなくなったことで余計に発症しやすい状態になったのかと思っている。
かなり調べたが手術できるレベルの大きさではなく、出るのを待つとのことである。
実際に尿から出た覚えもないので、どうなったのかということである。
幸いその後違和感はあるものの激痛はなく、仕事に影響することはなかったのでよかったが、常に心配であった。
2度目の激痛
その後、私は日本を離れ、モンゴルという国でトレーナー兼コーチとして活動していた。
毎日のように激務に追われていた。ホームページを作り、スカウティングビデオで戦術や分析をして、練習メニューを作りと1人5役くらい働いていた。
その為デスクワークも多く、背中が張っている。
2度目でもトレーニングで肉離れを起こしたのかと思う程度で尿路結石とは思わなかった。
モンゴルでは医療が日本よりも遅れている為、受診することはなかった。痛み止めで対応し、耐えられる激痛であったこと、数時間である程度改善できたので、仕事も休まず済んでいた。
その時は結石とは思わず、今よくよく考えると結石による影響だったのではと思っている。
3回目の痛み
トレーニングで背中を痛めたのだと思っていたが、実際に1週間経っても背中の痛みと違和感が取れないので、これは結石ではないかと病院を受診してみた。
激痛ではなく、耐えられるレベルであったので良かったのであるが、集中力にかけるわけである。
とは言っても仕事は行えるし、痛みが強い場合は薬で対応した。
病院での結果は尿酸値が高いデータで自分でも結石の痛みではないかと思っていたので、超音波検査で砂利レベルの石ができているとのことであった。
薬で溶かすことが治療となるので、2度ほど病院に行って原因がわかったので、後は自分で対策すればなんとかなると考えた。
とにかく病院での待ち時間の確保ができないので、なかなか病院に行けないのが難点である。
しかし、血液検査はしたかったので、お家でドックを活用した。
これは自宅にいながら人間ドックができる画期的なものなのでとても簡単に検査できて便利である。
お家でドックの詳細はこちらを参考に
健康診断したいけど病院に行く時間がない方必見【おうちでドック】
実際に検査して血液検査でも数値は以上なしなので、改善しているということで納得している。
男性と女性でがんの検査項目が異なるものとなっている。
まとめ
まとめ
尿路結石は
・突然の激痛を伴う怖い症状である。
・食事や生活週間の改善も必要となる。
・予測できないので定期検診がとても大切
私はお家でドックを活用しセルフチェックを行なっている
尿路結石になって再発している現状仕事に悪影響を出したり、穴を開けたりと周りに迷惑をかけなく済んでいることは良い点であるが、その反面いつ激痛が来るのか恐怖でならない点も大いにある。特にとても重要なシーンで起こったらと思うと気が気でない。
しかし実際には病院へ行く時間がないのが当たり前の仕事をしているので、検査にて数値から確認し、予防できることはやらなくてはならない。
その際にとても有効な手段としてお家でドックがとても便利である。自宅にいながら手軽に検査できるので安心して仕事ができるようになった。
この記事が参考になれば幸いです
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