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PCR検査をシーズン通して実施

2021年7月22日

手洗いのイラスト

Bリーグではコロナ禍の中でも観客を動員してリーグを開催することとなり、またコンタクトスポーツのため、選手同士の接触が避けられないスポーツです。

そのため、Bリーグもコロナ対策として、PCR検査を実施しています。

 

PCR検査とは

PCR検査キット

新型コロナの検査としてはいくつか方法があり、抗原検査抗体検査があります。抗体検査は唾液で検査するものと、鼻腔から検査するものとがあります。

 

抗原検査

インフルエンザの検査を行う時に実施している検査方法です。

 

ウイルスの抗体を用いてウイルスが持つ特有のタンパク質(抗原)を検出する検査方法です。
PCR検査に比べ検出率は劣りますが、少ない時間で結果が出る、特別な検査機器を必要としないことから速やかに判断が必要な場合等に用いられることが多いです。

 

抗原検査の特徴は、一度感染してしまうと、抗原を持っているということとなり、いつ感染していたのかが不透明な部分もあります。

 

そのため、過去に無症状のコロナに以前かかっていたんだという過去を知るにはとても有効なのかと思います。

 

PCR検査

リーグでは唾液によるPCRを実施していました。PCR検査には鼻腔や咽頭の拭い検査もありますが、リーグは唾液による検査を採用しています。

 

感度は約70%程度と言われており、検体採取をした場所にウイルスが存在しなかった場合などは感染していた場合でも陰性となってしまう場合があります。

 

この辺りが判断が、とても難しく、陰性となっても常に注意をして行動するという形で進められています。

 

自宅からでもPCR検査が可能、検体到着から最短で当日も、陰性証明書も発行

 

実際の検査方法

PCR検査手順

シーズン中は2週間に1度実施する形で進められていきました。

 

事前の準備

検査前2時間前までに水以外の飲食、歯磨きを済ませ、ガムやリップクリームも禁止となります。
実際は1時間前までなら大丈夫との確認が取れたのでかなり助かりました。

 

試合当日の検査もあり、試合開始2時間前になるとコンディションにも影響するので、1時間前であれば十分可能となるので、良かった点です。

手洗いは済ませておくこと!
JUNK TRAINER

手順

検査は自分自身で唾液を採取してもらい、一定のラインまで唾液を入れるという形で、すぐに終わります。

 

少し問題なのが、唾液を容器に入れると泡が出てしまい、どこまで入れれば良いのか選手も戸惑っていました。

 

採取したら、封をして容器に個人のコードのシールを貼って終了です。
この辺りの部分はトレーナーや医師が行う分野となります。

 

このシールを貼り間違えてしまうと、別の人間とすり替わってしまうということになるので、注意が必要でミスが許されない部分です。

 

そして、特殊な配送手配によって検査機関に届くという形です。

 

検査結果

検査結果は当日にはわからないので、その間はドキドキしている選手もいました。

 

まずPCR検査に関してですが、PCR検査を実施しないと一定期間の試合のエントリーができないため、選手は検査を実施しないと試合に出場できないということとなります。

 

スタッフに関してもベンチ登録できないので、検査しなければならないということです。

 

検査結果はリーグより自チームの結果のみ報告される形でした。

 

選手はドキドキだったとか!笑
JUNK TRAINER

陽性判定

コロナウイルス

今回のコロナに関して厄介なのが、無症状での陽性反応になってしまう場合が多かったという点です。

 

無症状感染の難しさ

仕方のないことですが、無症状でも別の方の場合には症状が出てしまうケースもあるということなので、その辺りは芸能人の報道を見ても厳しい限りだと思いました。

 

私が所属していたチームでは選手・チームスタッフは年間通して感染者を出さずに済んだことは良かったことでした。一都三県に属していたため全国的に見てもコロナに対してはかなりチームルールを設定し、必要以外の外出は自粛させていたと思っています。

 

リーグの検査結果で陽性となった場合、保健所に連絡し、保健所の指示に従って、再びPCR検査を行う流れとなっていました。

 

濃厚接触者扱い判定

この定義がリーグとして統一されることができなく、保健所の指示にて状況が変わるというものだったため、チームの自治区によって対応が大きく異なる結果となっていました。

 

バスケットボールの場合、選手は練習中にマスクをしてプレイするわけにはなかなか行かないので、濃厚接触者になりやすいわけです。

 

しかし、特に一都三県の場合、感染者が多くなりすぎると保健所の対応がパニックとなり、濃厚接触者判定がなかなか結果が来ない、多くなったり、時期によっては状況が全く異なるといった結果となっていました。

 

私のチームでは1名シーズン中に濃厚接触者扱いとなり、2週間の自宅待機をしていた選手がいます。

 

代表チームの招集により、チームを離れたことで起こった件であり、陽性反応が出た選手と一緒に食事をしたということから、濃厚接触者となってしまったケースでした。

 

一緒に練習していたメンバーは濃厚接触者の判定はなく、済んだケースであります。

 

シーズン最終戦後に相手チームより感染者が出たため、選手はシーズン終了翌日から全員濃厚接触者となってしまったケースです。こちらの場合、インド型が流行り始めたころで感染力の強いウイルスが流行していることから濃厚接触者となりました。

 

チームとしては、終盤より、コロナ対策を強化し、試合中の選手交代時なども全て手指の消毒を徹底して行なっていたのが、良かったのか濃厚接触者にはなりましたが、感染者は出なかったケースです。

 

その時期の状況によって保健所の対応も変化するので、我々ができることは、常に最善の対策をしておくということとなります。

 

今シーズンもまだまだコロナ禍でのリーグ戦が開催され、観客も動員されるので、チームもそうであるが、ファンの方々や関係者の皆様にも対策を実践し、協力体制で、乗り越えていければと思っている次第であります。

 

まとめ

・リーグでは2週に1回PCR検査を実施
・PCR検査を行う事で試合のエントリーが可能となる
・PCR検査は唾液検査を実施している
・陽性になった場合は、保健所の指示に従う

 

 

自宅からでもPCR検査が可能、検体到着から最短で当日も、陰性証明書も発行

 

この記事が参考になれば幸いです。

 

 

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