トレーナーの仕事 ライフスタイル

プロトレーナーとしての考え方

2021年8月31日

プロフェッショナルソリューション
プロトレーナーとして長年活動していて、たくさんの方になんでそんなところまでやるのと良く聞かれます。

結論としてはプロとしてチームや会社、スポンサーやファンの方に最善を尽くすということから行っていることです。

プロトレーナーとしての考え方には、人それぞれ大きく異なるかと思いますので、私の場合の考え方として記します。

プロフェッショナル

 

プロとは

プロで検索すると、ある物事を職業として行い、それで生計を立てている人と記載されています。

 

まさにその通りです。

 

ではサラリーマンやOL、お店で働く方はどうかというと、プロとはあまり言わないようですが、実際は皆さん生計を立てているのでプロだと思っています。

 

職人さん

職人さんの場合、仕事をしている姿はほとんど見られる機会はなく、完成した商品や製品、作り上げた作品といった形を見ていただき、それに魅了され購入するということだと思います。

 

プロ選手

プロのスポーツ選手の場合、試合などを観戦してファンとなり、その入場料やグッズ、スポンサー料などが選手の年俸になっているかと思います。

 

プロチームのスタッフ

私もこのカテゴリーで、プロバスケットボールチームのトレーナーとしてチームのスタッフとして活動しています。
私も試合観戦、入場料、スポンサー料などから年俸をいただいています。

プロ選手とプロスタッフの大きな違い

プロスタッフの仲間

選手の特徴

選手は実際に試合に出場し、そのプレイを見てもらい、魅了させられます。またTVや雑誌にも多く取り上げられる機会が増えるかと思います。
個人のグッズも販売されチームの売り上げにも貢献できる存在となっています。

 

スタッフの特徴

私のトレーナーという立場で考えると、裏方となり選手のサポートを行う形で、スポットライトを浴びる機会は限りなく少ないです。

過去に優勝した際にはメディアや雑誌に取り上げてもらう機会もありましたが、通常は何もない状態が当たり前です。

 

プロトレーナーの評価

実際に選手のケアなどは試合の成績にどれだけ影響しているのか分からないし、いくら腕が良くても評価される機会は低いわけです。

予防策として色々なことを行なっても外力がかかる骨折は仕方がなく、靭帯や筋肉に対してはどれだけ予防できるかは考えています。

しかし、その仕事を評価する側が医療関係者ではないので分かってくれるわけではない。

それが現状のプロトレーナーです。

 

 

チームスタッフがグッズを作って売れるわけでもなく、スタッフを観にファンは来ないのが一般的です。
チームに利益を出すことが非常に厳しいのがスタッフの現状となります。

 

プロバスケBリーグバブル

試合会場観戦

選手の年俸推移

男子バスケットボールのプロリーグのBリーグはここ数年大きな成長となり各チームでも成長している組織となり、選手の年俸は高騰しバブル時代になっているのかと思っています。

 

今まででは考えられないような選手の年俸選手もいればと選手間でも年俸の差が著しくなっています。

そのため、1部リーグ、2部リーグ、3部リーグとありますが、3部リーグの選手が1部リーグの選手よりも年俸が良いケースも想定されています。

 

そのように選手獲得に各チーム奮闘しているというわけです。

選手はお客を呼べるから利益を産める
JUNK TRAINER

 

スタッフの年俸推移

選手同様、スタッフの年俸が増加してくれれば大成功なのですが、実際はそんなことはありません。

このコロナ禍で苦しい企業もあり、スポンサーを離れざる得ない会社も多くあると聞いています。

 

時代の流れは仕方がありませんが、チームとしてはまず必要な選手確保に資金繰りをしなければならず、その影響でスタッフの年俸は減少せざるを得ない状況になっているのが事実です。

 

チームによってももちろん違いはあるものの、スタッフの影響は少なからずあり、私自身もその一人です。

 

正直、プロチームのスタッフとして現実的に厳しい時代だと...
JUNK TRAINER

 

プロスタッフとして何ができるか

実際に選手は収益を生み出せる力を持っている。スタッフはその力がないわけです。

 

トレーナーは何ができるのか...

 

選手12名程度の選手のケアなど治療や健康管理に毎日のように追われる日々となっています。

 

私の特技として

・治療技術
・テーピング技術
・リハビリ技術
・予防スキル
など意外と多くのことができます。

 

しかし、一般の方に提供できる機会が全くない
個人的にはファンやスポンサーの方々に行いたいと思っています。
しかし、コロナ禍ではなかなか身動きが取れないのが現実です。

 

ギブ&テイク

ふとある時に思ったことがあります。
別のチームに所属していた時のことですが、フードパートナーのスポンサーさんで毎月無料で食べさせていただけるというご好意を頂いていました。

しかし、食べさせてもらえることが当たり前じゃない事に気づきました。

 

でも私では何もできない現実があり...

 

そこではじめたのがブログとツイッター

 

スポンサーさんに対して少しでもメリットが出せればという思いから

 

でもフォロワー少ないしほぼ意味ないなんです。

フォロワー増やすためにはどうすれば良いのかを考えました

 

ファン向けの内容ということでチームや選手の情報公開をしていきました。

 

通常は広報が行う仕事ですが、意外と偏った感じがしていたんです。
ファンはどちらかというと練習や試合の画像は自分の目で直接観戦してみたいんですよね。

 

どちらかというと選手が見せないような素顔やチームが普通は公開しないようなことが知りたいわけで、そこにスタッフ目線でSNSで投稿していきました。

 

ファンも限界があり、バスケットボール界以外の方にも試合観戦などバスケットに興味を持ってもらいたいなと思い、トレーニング動画をツイートしていたら、TikTokさんからぜひこちらの媒体でも動画投稿してほしいとリクエストが来ました。

 

チームの情報だけですと、チームを移籍するとかなりの方が離れる現実がありました。
現在はまだ試行錯誤中ですが、もっとエネルギー出していければと思っています。

 

自分なりのプロフェッショナル

トレーナーとしての仕事はもちろんきっちりと行っていく、これは当たり前のこと。
まずは選手の身体を万全にすべく最善を尽くす。

 

チームだけでなく、会社にとってもお役に立つこと。
スポンサーの方々が少しでも喜んでいただけるようなことをしていきたいです。

 

ファンにとっても裏話などの情報提供や治療技術などトレーナーとしての知識をファンにも還元できるようなシステムを構築していきたいと思っています。

 

まだまだバスケットの醍醐味を知らない方にも是非とも繋がりを作れるようにしていきたいと思っています。

 

個人レベルでは限界であり、小規模に変わりはありません、変人と言われても仕方ない、理解できないことも多々あるかと思います。

 

私のプロフェッショナル

生計を立てられるだけでなく、多くの関係者の方に幸せの時間や喜びの時間、疑問の解消や不安を取り除くようなことを自分のできる限り行っていくことがプロとしての役割だと思って仕事をしています。

 

Bリーグに教え子が現在8名プロトレーナーとして全国各地で活動しています。

トレーナーというスタッフのククリの中で、やりたくてもできない事、SNSやりたいけど上の圧が強いなどさまざまな問題は大いにあります。

 

ベテランのトレーナーがまずは現状を打破して、道を作るという作業を今までも行ってきましたが、これからも新たな試練に向けて突き進んで行けたらと思っています。

 

その活動としてネット上ではジャンクトレーナーと名乗り、活動していますし、もっと突き進んでいきたいと思っています。


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