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テーピング技術の習得は難しい、挫折しないための4ポイント

テーピングの技術で悩んでいる方、自信がない方に読んでもらいたいと思いこの記事を書きました。

テーピングを独学で行って2度失敗して、一からやり直した経験があります。

およそ8年間遠回りし長い年月がかかって時間を消費してしまいました。

こんな私でも現在プロバスケチームでアスレティックトレーナーとして活動して、早20年ほどになりました。

選手に毎日のようにテーピングを巻いているのでそれなりに活躍できています。

まとめ:

テーピング技術の習得は難しい、挫折しないための4ポイント

 1.まずは知識として事前に勉強しておく

 2.一番難しいアンダーラップを先ず巻く必要がある

 3.毎日短時間でもテーピングの復習とイメージを持つ

 4.上手な手本を見る習慣をつける

テーピングの技術は必ず上達することが出来ます。

断言できます。

そのためにはポイントがあり、基礎も大切となります。

テーピング技術の習得は難しい、挫折しないための4ポイント

私自身テーピングの難しさを実際に経験しました。
独学でテーピングを自分自身で勉強して、練習していったのですが、本当に遠回りだったと思います。

20代の頃はテーピングを教えてくれるところがなくて、自分で独学で勉強してテーピングを巻けるようになったと思っていましたが、自分のその後の師匠のテーピングの技術見たときに自分のレベルが低すぎて恥ずかしくなりました。

自信喪失になるくらいのカルチャーショックを受けて師匠の前でテーピングを巻くことができなかったです。
選手に巻くこと自体が恐怖症になるぐらいテーピングの技術のレベルが低いと感じてしまって自己嫌悪に陥ったという経験をしています。

だからテーピングの難しさっていうのは非常にわかります。

この記事では挫折しないためのポイントを紹介していきます。

1.まずは知識として事前に勉強しておく

どうしてもテーピングの技術というものは基礎を教えてくれるところがないので独学になってしまいがちなんです。

ですが、テーピングにも基礎技術があるので習った方が圧倒的に早くいい状態でテーピングの技術を身につけることができると思います。

なぜテーピングの技術は難しいのかというと事前にほとんど知識がない状態でテーピングの実技の授業が行われるためです。

一度に覚えなくてはならないことが多すぎるので脳が拒否反応を起こしてしまいます。

いろんなテーピングの種類、いろいろなテーピングの巻き方の名称、実際にテーピングを巻いているところを見ても情報量が多すぎて頭に記憶として残らないのです。

さらにテーピングを巻く際のポイントや細かい注意点を教えてもらっても全てが未知の情報のため脳がついていけなくなっている状態なのです。

見なければならないポイントと覚えなくてはならない事、手を動かして真似ていく思考とついていけるわけがない情報量をいっぺんに叩き込まれてしまうためなのです。

例えばスマートフォンをAndroidからiphoneに切り替えたら操作の仕方がわからなくて1日中いじってなんとなく理解して使えるようになるかもしれませんが、1週間くらいわけがわからない感覚で使い込んでようやく理解できてくるかと思います。

毎日生活に必要なスマホでさえも時間がかかるのに、1回3時間程度の授業でたまにしか使わないテーピングだと本気のスイッチも入りにくいのがテーピングの技術なんです。

情報量が多すぎて記憶にも残らないのが現状です。

だから事前に知識として勉強しておき、テーピングの実技では技術に集中できるようにしておきましょう。

2.一番難しいアンダーラップを先ず巻く必要がある

さらにアスレティックテープでは一番難しいアンダーラップを先ず最初に巻かなくてはならないため、難しすぎて嫌気がさしてしまい挫折してしまう。

アンダーラップはすごい難しいんです

薄いしちょっと走行を変えると丸まってしまうし、なかなか初めは上手く巻けないものです。

次にアンダーラップをどのように巻いていけばいいのか迷います。

私が講師をして簡単に巻ける方法と私が巻いている巻き方を教えると、大抵の生徒は私の巻き方をいきなり習得しようと試みます。

インパクトを与えるためにデモでプロのスピード感を見せると真似たくなってしまうのですが、いきなり難易度が高すぎるわけです。

こちらも講師として魅了させなければならないこともあるので簡単そうに巻いてしまうことも問題ではありますが、実際に巻かせてみると手順すら覚えられないのが現状です。

それだけアンダーラップだけでも情報量が多く、脳が処理できないわけです。

私自身アンダーラップの巻き方はどう巻けばいいのか悪戦苦闘して何度も研究を重ねて現在の巻き方に辿り着きました。

足関節の場合、そのまま螺旋に巻くという方もいるんですけど、それだとやはりズレてしまいやすい点があります。

いかに効率よく他のテーピングの練習も兼ねて巻けるかと、研究してたどり着いたのがヒールロックとフィギュアエイトの連続巻きのスタイルです。

この巻き方で練習してからテーピングの技術が一気に上達しました。

アンダーラップをどう巻くかということは非常に大切な部分だと思います。

その他のテーピングでも、

キネシオタイプのテーピングでは使用目的が多いことからとても奥が深くて習得するのに時間と知識が必要となるため、私は最も難しいテーピングの分野だと思っています。

3.毎日短時間でもテーピングの復習とイメージを持つ

学校の授業や研修会でテーピングを勉強したら、そのままにしないことです。

テーピングには1本1本なぜ巻くのか目的があります。

しっかりと知識として理解を深めることで技術の向上につながります。

テーピングを実際に巻くことが出来なくても、毎日5分でもいいのでテーピングのために復習したりとテーピング脳を作る時間を作りましょう。

走行のイメージ、巻く順番のイメージ、なぜこのテーピングを巻く必要があるのかと目的イメージを持って脳で実際に巻いているイメージトレーニングをするだけでも上達していきます。

継続は力なりということです。

4.上手な手本を見る習慣をつける

最近では動画でテーピングも投稿されています。

私自身もTikTokなどでテーピングの動画を投稿しています。

動画を見て目を慣らしておく、この人のテーピングを真似たいと思った方の動画を徹底して見るようにしましょう。

目や脳が対応できるようになり、スピードにもついていけるようになります。

そうなると学校での講師の指導テンポに対応できるようになり、むしろ遅く感じることもあるでしょう。

そのレベルになっていれば脱初心者となっていて、講師の体勢やポイントの説明、他の方が目にしていない細かい点も頭に入ってきます。

要するにゆとりができていると言うことで質の高い質問もできる状態になっているはずです。

テーピングの技術は天才にしか辿り着けないと言うことがなく、誰でも努力を継続すれば40歳すぎてからでも上達していきます。

そのためには基礎がとても大切で独学にならないようにしてください。

ここが落とし穴となり、私も独学で行ったことで大きな沼にハマったことがあり、かなり遠回りしてしまいました。

テーピングの技術向上には基礎が大切

どんな技術でもベースとなる基礎があり、その部分をおろそかにしてしまうと独学となり、変なクセがついてしまい、壁にぶつかってしまい伸び代がなくなってしまうものです。

テーピングの技術も一緒で、基礎があるのです。

私がたどり着いたテーピングの基礎技術は7つあります。

テーピングを巻く技術が上手になるための7ヵ条

 1.テープの切り方

 2.1つ1つのテープの役割を理解する

 3.テープを引き出す長さを見極める

 4.テープを貼る体勢を意識する

 5.包帯でひたすら練習

 6.1つ1つのテーピングを繰り返し練習する

 7.先ずはスピードよりも正確性

この7つのポイントを意識して練習すると確実に上達していきます。

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まとめ

テーピングの技術はとても難しいですが、しっかりと準備をすることで状況が大きく変わるのです。

情報量が多すぎるので脳が処理できないこと、最初に最も難しいアンダーラップを巻く必要があることなど最初に難関ポイントが訪れるので対応しきれない状況になってしまい、嫌悪感や向いていないと挫折しやすい技術なんです。

テーピング技術の習得は難しい、挫折しないための4ポイント

 1.まずは知識として事前に勉強しておく

 2.一番難しいアンダーラップを先ず巻く必要がある

 3.毎日短時間でもテーピングの復習とイメージを持つ

 4.上手な手本を見る習慣をつける

先ずは知識としてテーピングを理解する。

テーピングはテーピング学という学問だと考えていただければと思います。

テーピングの巻き方の本は世の中にたくさんありますが、テーピングの基礎技術的な内容の本はなかなか巡り会うことが出来ません。

独学にならずに、基礎をしっかりと知識として勉強すると技術の向上が飛躍的に上がります。

テーピングの技術はセンスなどではなく、努力を継続すれば誰でもプロレベルにたどり着けます。

そのためには私のように何年もかけて遠回りする必要はありません。

その時間に他の技術や知識に時間を費やしてもらいたいと思っています。

この記事が参考になれば幸いです。

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