ジュニア世代 トレーニング バスケ プロ選手 ユース世代

3つの遺伝子でわかる自分のトレーニング方法【簡単検査キット】

人間のDNAは、99.9%は同じであるが、残りの0.1%の違いが個人差を生み出している。

そのため、体の違いはこの0.1%のごく僅から生じている。

様々な遺伝子情報があるが、運動時において3つの遺伝子を指標として筋肉、血管、細胞に関して情報で、より効率の良いトレーニングや必要不可欠なトレーニングを実施して瞬発力や持久力を科学的に向上できるかと思う。

バスケットボールにおいてどの遺伝子タイプが優れているのかということではなく、プロチームでも遺伝子検査を選手に実施しているが、様々な結果となっているため、遺伝子検査の結果で競技に向き不向きという訳ではない。

いかにそのデータをもとに効率よく科学的にトレーニングを行い、パフォーマンスの向上のヒントになるかと思っている。

結 論
遺伝子検査で3つの運動機能を確認できる
1.有酸素のスタミナの能力
2.筋繊維で瞬発力型、持久力型
3.血管の収縮・拡張でスポーツ適正が分かる遺伝子のタイプは一生もので変えられない
しかし、遺伝子➕生活環境➕努力の継続➡︎能力発揮
いくら遺伝子が優れていても努力しなければならない自分の能力を最大限引き出すトレーニングが見えてくる
時間効率の良い、トレーニング方法もわかってくる
短所を補うトレーニングでしっかりカバーできる

PPARGC1遺伝子 (エネルギー生産力)

エネルギー供給システムは➀ATP-CP系、➁解糖系(乳酸系)、➂有酸素系と3つある。

エネルギー供給システムの詳細はこちらを参考に⬇︎
【LT値】3つのエネルギー供給システムと疲労+トレーニング方法

その中でこの遺伝子のエネルギーは➂の有酸素系の向上に関係している。

そして有酸素系のエネルギー供給には細胞内にあるミトコンドリアが影響している。

PPARGC1A遺伝子のポイント

有酸素のスタミナに影響する遺伝子が確認できる

・ミトコンドリアが多ければ有酸素能力が高まる。
・ミトコンドリアを増殖するには強度の高い運動をする必要がある。
・ミトコンドリアは遺伝子で増殖しやすいタイプなのかわかる。

ミトコンドリアが増えにくいタイプでは意識してインターバルトレーニングなど強度の高いトレーニングが必要となる。

ミトコンドリアとは

筋肉の収縮には多量のATPが必要となり、ミトコンドリアは筋細胞内におけるATP合成の大部分を担っている。

酸素が最終的に到達するのが、ミトコンドリアであり、そこでATPを作る。

そのためミトコンドリアがたくさん存在した方がよりATPを作り、エネルギーを作ることができる。

ミトコンドリアは、運動して筋肉の収縮をすることで分裂と融合を繰り返し、増殖することができる。

そして強度の高い運動がよりミトコンドリアを増殖すると言われている。

G/G型 ミトコンドリア高増殖型

ミトコンドリアの増殖能力に優れているため、持久力系に優れている。

強度の高いトレーニングでも長時間行うことができるタイプである。

エネルギー生産の優秀であるため、瞬発力などのトレーニングに時間を使っても良い。

さらに持久力を高め、スタミナでトップクラスを狙うことも良い。

トレーニングのポイント

エネルギー生産に優れている
長時間のトレーニングも行えるということは集中力も切れにくいと言う事である。

練習前後にも自主練習をおこなってライバルと差をつけたい

バスケットボールではシューティングやハンドリングなど練習前後にもおこなっていこう

G/S型 ミトコンドリア標準増殖型

ミトコンドリアの増殖能力は標準的であり、トレーニングを続けることで徐々に有酸素能力は向上していく。

そのため継続することで息も楽になっていくことであろう。

トレーニングのポイント

筋肉中のミトコンドリアはATPの合成でエネルギー供給に関係している。

ミトコンドリアを増殖するには強度の高い運動が必須である。

運動を継続してエネルギーシステムを増加させ、スタミナを獲得しよう。

徐々に高まってくるので、いきなり強度の強いものをやるよりも、体調や疲労を考え徐々に強度を上げるようにすることが継続できるポイントである。

いきなりシューティングの本数を増やしすぎで、その後やらないよりも、徐々に増やしながらおこなった方が向いている

S/S型 ミトコンドリア低増殖型

ミトコンドリアの増殖能力は低いため、トレーニングを続けてもしっかり継続していかないと向上しにくい。

ミトコンドリアはそれでも増殖はするので、継続して、意識してトレーニングを行わなければならない。

トレーニングのポイント

サーキットトレーニングやインターバルトレーニングで心拍数をしっかり上げていく必要がある。

きついトレーニングを自らおこなっていくことで、ミトコンドリアはゆっくりではあるが増殖はしていくので、長期的に計画していこう。

バスケットボールの場合、練習でハードにトレーニングを行うことで足への疲労がかかってしまう。

そのため、バイクなどで追い込む形をとることも必要になる。

テスト期間などでも短時間で筋肉に刺激を入れることで、ミトコンドリアの分裂・融合は行われ、維持できるので、実施した方が効果的である。

ライバルがやっていない期間も時間をうまく使って、スタミナを落とさないようにしていこう。

遺伝子タイプ 割合 特 徴
G/G型 27% (高増殖) 有酸素能力は高い 瞬発力のトレーニングに時間を
G/S型 50% (標準)  標準的 徐々に向上する。継続して有酸素トレーニング実施
S/S型 23% (低増殖) 有酸素能力は低い 意識して緩やかに向上 ハードに追い込む

 

ACTN3遺伝子 (筋繊維)

筋肉の繊維には白筋(速筋)と赤筋(遅筋)とに分けられる。

筋肉は、筋繊維が集まって構成されている。筋肉には個人によって速筋繊維と遅筋繊維の割合が異なり、その割合によってタイプが異なってくる。

またエネルギー供給システムの解糖系(乳酸系)では、ピルビン酸が乳酸に変化する。乳酸は速筋繊維で作られMCT4タンパク質を使って血液を介し、遅筋繊維に送られMCT1タンパク質を使ってエネルギー源として代謝される。

ACTN3遺伝子のポイント

速筋繊維と遅筋繊維の割合によってタイプが異なる。
筋繊維のタイプで長所を伸ばして、短所をカバーできるトレーニングを心がける
・速筋繊維は瞬発力、筋肥大しやすい
・バランス型は万能で、持久力系は強化可能
・遅筋繊維は持久力、痩せやすい

個人によって筋繊維の占める割合が異なって、速筋型、バランス型、遅筋型と3つに分けることができる。

R/R型 速筋型

速筋は強い力を発揮でき、持続力は弱い特徴がある。

瞬発力やパワーの種目に適した筋肉である。

筋肥大しやすい筋肉である。

トレーニングポイント

トレーニングとしては10回以下のトレーニングを行うことで筋肥大しやすく、さらなるパフォーマンスを発揮する。

持久力系は弱さがあるため、強化が必要になる。

R/X型 バランス型

速筋と遅筋の中間のタイプでバランスが取れていて万能型である。

速筋繊維はトレーニングになって、ミトコンドリアを増加させることができるので、持久力系の向上は期待できる。

トレーニングのポイント

万能型なのでどちらも強化できる。

通常は10-15回のトレーニングが適している。

バランス型は持久力も向上できるので、20回以上のトレーニングも強化ポイントとなる。

X/X型 遅筋型

遅筋は強い力は発揮できず、持久力が高いという特徴がある。

持久力系の種目に適している。

遅筋にはミトコンドリアが多くあるため、エネルギー代謝が良く太りにくいと言われている。

トレーニングのポイント

遅筋型は筋肥大しにくいため、意識して食事やタンパク質の摂取をしないと痩せてしまう。

20回以上のトレーニングが効果的に行える。

意識して強化したいのは、10回以下のトレーニングを実施して対応することも必要となる。

遺伝子タイプ 割合 特 徴
R/R型 19% (速筋型) 白筋 瞬発力型 パワー、瞬発力
R/X型 50% (バランス型) 万能型 持久力は強化できる
X/X型 27% (遅筋型) 赤筋 持久力型 太りにくい

 

ACE遺伝子 (血管拡張能力)

血管の収縮や拡張を繰り返すことで血流が生まれる。その血流によって酸素や栄養を運搬している。

運動においては、このACE遺伝子が一番影響していると言われている。

ただし、血液の酸素を運搬するのはヘモグロビンである。ヘモグロビンの数も酸素運搬には影響するため、一概に遺伝子で全てが決まるというよりは生活環境も影響するかと思う。

ACE遺伝子のポイント

血流の流れのスピードにより、酸素などの運搬能力がわかる

持久力系や疲労に関わってくる。

I/I型 血管拡張型

血流が良く、そのため、疲労をしにくいタイプである。

持久系の種目に強く、無酸素の状況下でも強い。

トレーニングのポイント

血管拡張型は、血流が良いので、持久力がとても優れ、疲労もしにくく、長時間の運動にも向いている。

I/D型 バランス型

標準的な能力を持っている。持久力的な競技にも適していて、トレーニングで強化されるタイプである。

トレーニングのポイント

十分持久力系のスポーツでも対応可能
トレーニングで強化できる。

持久力を高めるにはインターバルトレーニングも導入しよう

瞬発系もしっかりと行なって強化10回前後のトレーニングが有効である

D/D型 血管収縮型

血液収縮型は、瞬間的に力を発揮する部分に優れている。

そのため、持久力系よりも瞬発力系の種目に適している。

10回以下のトレーニングで筋肥大しやすい

持久力系は意識して、インターバルトレーニングなどを実施しよう

血管収縮型は、怪我をした際に出血が起こるが、血管収縮が優れているため、初期の怪我の回復能力には優れている。

トレーニングのポイント

瞬発力系の競技に向いている。
爆発的な力は備わっている。

持久力はトレーニングで向上できるので、意識して計画的に実行すると大きな期待ができる。

そのためにはきついトレーニングを意識して実施する。

怪我の応急処置能力に適しているため、怪我をしても腫れにくい性質である。

遺伝子タイプ 割合 特徴
I/I型 40% (拡張型) 血流良く持久力に強い、疲労回復も
I/D型 49% (標準型) 持久力はトレーニングで効果あり
D/D型 11% (収縮型) 瞬発力系に強い、応急処置能力高く、腫れにくい

 

遺伝子検査で分かること

スポーツにおいて遺伝子情報としてはまだまだ他にも要素はある。

上記のPPARGC1A遺伝子、ACTN3遺伝子、ACE遺伝子によって自分自身の運動能力は確認できる。

組み合わせの種類

上記の3種類の遺伝子の組み合わせとして27種類ある。

これだけでも27種類のタイプが存在するし、様々な特徴がある。

一つの参考として見ていただければと思う。

遺伝子だけでは測れない


競技力、競技に向き不向き、限界などイメージしがちであるが、特にバスケットボールは瞬発力や持久力だけでなく、技術や戦術、タイミングなど様々な要素が関わってくる。

私個人的な結論としては、どんなタイプの検査結果が出たとしても問題なくプロ選手まで行けると言うことだ。

実際にプロ選手が遺伝子検査をするとその通りだと思う選手がいれば、予想外な結果の選手もいる。

つまりバスケットではそこまで考える必要はないかと思う。

しかし、現在手軽で安価な金額で遺伝子検査を実施できるので、自分自身の遺伝子タイプを知っておくと、効率よくトレーニングができ、自分の短所も知ることができるため、強化ポイントにつながると思っている。

選手として競技を行う以上、良い成績、満足いく結果、さらにはプロ選手や全国大会に出場するなど目標があるのかと思う。

その目標に向け、近道になる指標を提示してもらえるわけであるので、活用した方が良いかと思う。

特に小さい頃に検査を実施することで、より可能性が広がり、保護者のアドバイスも大いに役立つかと思う。

遺伝子検査が手軽にできる

遺伝子検査の方法は口の中の唾液を採取するだけで終了となり、とても簡単な作業で完結できる。

興味のある方は下記からどうぞ⬇︎
運動能力遺伝子を検査する エクササイズジュニア遺伝子検査キット
お友達の誕生日などのプレゼントにも良いかと思う。

運動能力遺伝子を検査する エクササイズ遺伝子検査キット

上記の2つの検査キット自体は同じものである。
・エクササイズジュニア遺伝子キットは、ラッピングサービスがある。
・エクササイズ遺伝子キットは、具体的なトレーニングアドバイスがある。

お子様や友達にプレゼントしたいならジュニア遺伝子キット
トレーニングアドバイスをもらいたいならエクササイズ遺伝子キット

遺伝子検査で自分の体質を把握して、効率の良いトレーニングをして目標へ日々トレーニングしてもらいたい。

この記事が参考になれば幸いです。

こちらの記事もどうぞ

【筋収縮形態】筋肉にある3つの働きを理解しライバルと差をつけろ!!

アドセンス

-ジュニア世代, トレーニング, バスケ, プロ選手, ユース世代
-, , ,