育毛剤もドーピング陽性となってしまうものが多いという事はご存知でしょうか。
その理由としては男性ホルモンのテストステロンが含まれているものが多いからです。
そのため、育毛剤や発毛剤などは注意して使用しなければならないのです。
また最近ヒゲを伸ばすことが流行りになっていますが、ヒゲを伸ばす際に発毛剤を使用して、ドーピング陽性となり、2年間の出場停止処分を受けた選手もいます。
知らなかったでは済まされないし、すべて選手の自己管理となってしまうので、注意しなければならない。
この記事は発毛や育毛に関するドーピングに対して解説していきます。この記事を読むと発毛や育毛剤に対するドーピング知識が確認できます。
結論
男性ホルモンのテストステロンは禁止物質となる
糖質コルチコイドは禁止物質
育毛剤や発毛剤はドーピングになるケースがあるので、使用の際は安全なものを使う
引用:日本薬剤師会 薬剤師ためのアンチ・ドーピングガイドブック
大正製薬のリアップは使えるよ
育毛剤と発毛剤の違い
育毛剤は医薬部外品にあたり、抜け毛の予防を目的とされている。
発毛剤は医薬品にあたり、薄毛の治療を目的としている。
医薬品の発毛剤は、発毛を実現する成分ミノキシジルが配合され、新しい毛髪の発毛と成長を促す働きがある。
育毛剤 | 発毛剤 | |
分類 | 医薬部外品 | 医薬品 |
用途 | 抜け毛予防 | 薄毛治療 |
禁止物質
育毛剤などに含まれる禁止物質はテストステロンとなる。
テストステロンは上記の表のS1.蛋白同化薬に分類されている。
そのため、大会中の競技会検査と抜き打ち検査の競技会外検査の両方とも対象となるため、常に使用することができない。
テストステロン
テストステロンとは、アンドロゲンに属するステロイドホルモンで男性ホルモンの一種である。
男性は睾丸で95%、副腎で5%作られ分泌されている。
女性は卵巣と副腎から作られ、男性の5〜10%程度分泌されている。
テストステロンの作用
筋肉増大
骨格の発達
テストステロンで有名例
カナダの100mで有名なベン・ジョンソン選手はオリンピックでカール・ルイス破って100mで金メダルとなったが、その後、テストステロンに反応しドーピング陽性となり、失格となり、2年間の出場停止となっている。
テストステロンの副作用
心筋梗塞、がん、肝機能異常などアスリートが使用して、若年でなくなっている方もいる。
使用可能な製品
現在公式に使用可能となっているのはリアップである。
大正製薬 リアップ
公式に使用ができる製品として大正製薬さんのリアップがあります。
1999年に医薬品の発毛剤として承認され、頭皮に使用することで毛包に直接作用し、毛母細胞を活性化して発毛・育毛するミノキシジルを主成分としている。
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まとめ
まとめ
育毛剤や発毛剤でもドーピングとなってしまう。
筋肉増強のステロイドとなるテストステロンは男性ホルモンとして体から分泌されるが、薬として取り入れてしまうと陽性反応が出るため、使うことはできない。
副作用もあるため、本当に怖い成分である。
知らなかったでは済まされず、大会期間中の競技会検査や抜き打ち検査の競技会外検査の両方で禁止のため、常に使用することができない。
口から入れるだけではなく、外皮からも禁止成分が含まれてしまうので、本当に注意したい。
参考:日本薬剤師会 薬剤師のためのアンチ・ドーピングガイドブック
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