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【GAME READY】プロ選手が愛用する冷却&圧迫でのケア方法

2021年12月14日

GAMEREADY

プロ選手が愛用している冷却と圧迫を同時に行えるGAME READYという製品をご存知ですか?

選手は怪我をした時や痛みがある部位、腫れが出る時、疲れが溜まっている部位にアイシング(冷やすこと)を行い、炎症を抑えて翌日の試合や練習に備えるための準備をしています。

こういった選手自身のコンディショニングが怪我を予防したり、練習強度を高めてパフォーマンス向上につながっています。

私はプロバスケチームで長年トレーナーとして活動し、毎日選手の体のケアを行っています。

 

この記事を読むことで選手の日頃のケアの大切さを理解し、冷却や圧迫によってコンディショニングの調整し、またGAME READYという機器の特徴も理解でき、選手のパフォーマンス向上に繋がればと思っています。

 

結論

怪我をした際には応急処置が大切で一般的にRICE処置を実施する。

RICE処置は安静/冷却/圧迫/挙上することで組織の損傷を抑える事ができる。

今回紹介するGAME READYもRICE処置と同様な対処が可能なので急性期でも使用ができる冷却&圧迫のシステムです。

慢性症状や疲労回復にも使用でき、各関節のパーツを使うことで様々なケースにも対応可能となります。

プロチームで多数使用し、個人でも所持している選手もいる、プロ選手に愛用されているアイテムです。

 

怪我をした際の応急処置

RICE処置

怪我をした際に実際に応急処置をするか、しないかでは競技復帰する期間が大きく変わってしまいます。

そのため適切な対処法を行うことが必要になります。

急性期の対応 (怪我をしてすぐ)

怪我をしてすぐの場合、一般的にRICE処置を行うことが望ましい。

RICE処置とは

Rest (安静) 怪我をしたら安静に

Ice (冷却) 炎症を抑えるために冷やす

Compression (圧迫) 晴れてくるのを抑える

Elevation (挙上) 患部を高くして静脈の流れを戻しやすく

速やかにRICE処置をすることで患部の細胞や組織の損傷を軽減できる

応急処置に関しての詳細はこちらを参考に
怪我をした際の応急処置の仕方【部位別】

 

足関節捻挫

↑試合中に受傷直後、歩くことができず松葉杖にて救急で病院受診(受傷2時間後)

この時点では腫れは少しだけでした。

 

亜急性期の対応 (怪我後2-3日程度過ぎ)

怪我をして炎症症状が安定するのに48-72時間程度かかります。

その間はRICE処置など損傷程度によって対応の仕方も変わってきます。

腫れが出きっている頃なので、腫れを取り除く必要が出てきます。

足関節捻挫腫れ

↑受傷2日半後(60時間経過)で腫れが出きって足関節の内反捻挫であるが足の甲から指の付け根まで腫れている。

この時点でも歩行困難で松葉杖歩行

 

競技復帰までの対応 (それ以降)

競技復帰させるためにリハビリを開始。

筋力の低下、可動域の低下、腫れの残存などを数日かけて調整していき、競技復帰レベルに導いていく。

この時に足関節を使うことで炎症が出る、腫れも残っていることが多いのでリハビリや練習後にケアを実施していく。

アイシング、マッサージ、ストレッチなどさまざまなことを実施して動いても翌日の方が良い状態にしていかなければならない。

 

疲労回復や慢性疾患に対して

バスケットボールでオールアウト

怪我をしているわけではなくとも、練習強度が高く疲労している場合は筋肉に熱がこもり、体が重だるく感じるものです。

一度怪我をした部位は、どうしても負担がかかりやすくなるものです。

このような時に自分でどのようにケアをするかということは大切になります。

 

疲労回復に対して

疲労すると筋肉に炎症が広がって体が重だるくなります。

激しく活動した時にそのような経験があるかと思います。

このような時はアイスバスで体の使用した部分の筋肉を全体的に冷やすことで、回復が早まります。

プロ選手はこのような状況が試合や練習のたびに起こるので、一部分のアイシングでは効率が悪くなってしまいます。

 

アイスバケツ

↑大きなバケツを準備して氷水を作って一気に全体的に冷却するのがアイスバスといって有効的です。

慢性疾患に対して

怪我をした部位の後遺症や過去に痛めたことがある部位は炎症や痛みが出やすい部分となり、使いすぎると腫れが出てくることもあります。

そのため、日頃から予防として練習や試合を行った後には、症状が悪化しないようにケアすることがとても大切です。

 

アイスバス

↑足首の捻挫の後遺症があり、練習後はクーラーボックスにて足先から脛までをアイスバケツで冷やして悪化させないようにしています。

上記のように大きなバケツとたくさんの氷が必要となり、準備と片付けにもとても手間がかかってしまいます。

水をこぼしてしまったときの処理は地獄の作業になるんだよ笑
JUNK TRAINER

GAME READYとは

GAMEREADYプロチーム

 

GAME READYとは

  • 効果的な冷却効果と圧迫を行なってくれるシステム
  • 氷と水を本体に入れて循環させて冷却させる
  • エアによる圧迫が間欠的に繰り返される
  • 身体の関節の各パーツや下腿全体、下肢全体など目的に合わせたパーツアイテムがあり様々な症状に対応できる
  • 冷却温度設定、タイマー設定、圧迫力の調整、プログラムモードと症状によって調整が可能である

 

特徴

■冷却温度の調整ができる

1℃〜10℃の温度調節が可能なため季節や環境の変化でも対応できることは嬉しい点である。

■空気圧迫の調節が3段階で切り替えられる

  • High (高圧力) 2-3分の圧迫と1分の収縮
  • Medium (中圧力) 2-3分の圧迫と1分の収縮
  • Low (低圧力) 4-5分の圧迫と1分の収縮
  • なし 圧迫はなしで冷却のみ実施

■タイマー設定が幅広い

5〜90分のタイマー設定が可能

■プログラム設定が豊富

プログラム1〜6まであり、その時の症状で使い分けることができる

 

メリット

  • 大掛かりな準備が必要なく、コンパクトなので持ち運びも手軽
  • アイシングでは全体的に冷やせないがGAME READYだと全体的に冷やせる
  • 冷やしながら圧迫をかけられ、間欠的な圧迫のためRICE処置にも最適である。
  • バッテリーがあるので電源がなくても使用できることはありがたい
  • 多量の氷がなくても全体的に冷やせるのはとても良い

デメリット

  • 水の処理が少し面倒に感じる
  • カビが生えるので乾かす時間が必要
  • 循環した水が本体に戻るまで30分程度必要
  • 使用中は動く事ができない
  • 価格は高額である

GAME READYの使用例として

GAMEREADYセット

プロチームで実際に使っているので、使用例を記載します。

 

足関節捻挫

足関節捻挫急性期

上記でも記したが怪我をして60時間が経過し、腫れがひどく、足をつけずに松葉杖歩行の状態である。

亜急性期のため、まだ若干の熱感はあるものの腫れを取り除く対応をしていく時期である。

 

足関節捻挫腫れを除去

GAME READYを30分間実施した後、オイルを使って徒手でマッサージをして腫れを吸収させていく。

上の写真の同日の1時間後にはかなり足がスッキリし足首の形状もかなりわかるまで腫れは軽減している。

このような手順でGAME READYとケアの相乗効果が出る。

 

GAMEREADY足関節

写真を撮り忘れたため、別の日に撮影

足関節用のラップを使用して冷却&圧迫を実施

 

膝蓋軟骨損傷の後遺症

GAMEREADY膝

別の選手であるが、過去に膝蓋軟骨の損傷があり、特に痛めた覚えもなく試合後も問題がなかったのだが、翌日の朝に膝に水が溜まり腫れが出てしまった。

プレイタイムが長かったこと、何度か強い踏み込みをした覚えがあり、結果的に負担がいつもよりも多くかかっていたのだろう。

MRI検査では異常はなく、しばらく様子をみて、GAME READYにて冷却&圧迫と腫れをとるオイルマッサージにて2日間で腫れは軽減する。

1週間別メニューにて調整し、翌週より腫れることもなく競技復帰している。

 

練習後にはGAME READYを使用し悪化させないように対応している。

その日の練習強度によってアイシングで良い場合や膝用のGAME READYラップを使用したり、試合にて疲労も溜まっている場合は両足のフルレッグタイプのラップを使用して、使い分けている。

 

後十字靭帯部分断裂

GAMEREADYフル

後十字靭帯部分断裂をしてしまった選手にもGAME READYを使用しています。

現在まだリハビリ中でありますが、患部には痛みはないものの、悪化させないためにもフルレッグのラップを使用しています。

健側の足を多用してトレーニングしていることもあり、両足でフルレッグにて冷却&圧迫すると疲労感も変わってくるとのことです。

全体的にアイシングをするとなると、多量の氷が必要となるので、GAME READYが1台あると大活躍してくれます。

 

足の疲労回復

GAMEREADYフルレッグ

バスケットボールの試合にて30分以上出場するとかなり疲労が溜まってしまいます。

この選手は試合の終盤で左ハムストリングが攣ってしまってダメージが残っていました。

GAME READYを20分間行い、その後ケアを行なって、翌日の試合では問題なく試合に出場して活躍しました。

 

Q&A プロトレーナー目線

質問ワンコ
どんな症状に適しているの?
怪我の応急処置のRICE処置としてもよく、炎症や腫れがある症状に良いです
JUNK TRAINER
質問ワンコ
どのくらいの時間をやるの
プログラム内容は1回30分で設定されています

アイシングは通常20分前後ですので20-30分間の実施が1回の目安です

JUNK TRAINER
質問ワンコ
氷はそんなに使わなくても大丈夫?
氷は本体に入れる量としては必要です。

温度が下がらなくなるとエラーになる場合もあります。

アイシングに必要な氷の量の2個分程度は必要となります。

JUNK TRAINER
質問ワンコ
水が漏れたりしないのでしょうか?
本体に水と氷を入れる時や本体から水を流すときに周りが濡れることはあります。

終了後すぐに接続部を取ると少し水は出てきてしまいます。

JUNK TRAINER
質問ワンコ
どこで購入できるの?
日本ではミューラージャパンさんが取り扱っています。

ミューラージャパン GAME READY

JUNK TRAINER

 

■冷却として比較すると

項目アイシングアイスバスGAME READY
手軽さ・準備◎簡単▲かなり面倒○ちょい面倒
実施中◎動ける▲動けない▲動けない
冷たさ○慣れれば平気▲修行レベル◎温度調節可能
氷の量○少量▲多量○少量
圧迫○氷の部位のみ▲水圧のみ◎全体的
遠征先◎問題なし▲荷物になる○バッグ1個
費用◎ほぼなし◎ほぼなし▲高額
複数部位▲氷次第◎短時間で一度に○一度にできる
疲労回復○良い◎短時間で効率良い◎効率良い

ココがポイント

■アイシング

氷が確保できれば時間はかかるもののとても優れた冷却である。

ただし全体的に冷却することはできないため、疲労回復や複数部位の冷却にはアイスバスやGAME READYが向いている。

■アイスバス

選手にとっては良いアイテムであるが、スタッフにとっては大きなバケツに水と氷を入れ、片付けも含めるととても手間がかかる冷却方法である。短時間で全体的に冷却できる点はとても優れているが、圧迫することはできないため、急性期の怪我には不向きとなる。

■GAME READY

総合的に見ると様々な症状にも対応できるのでとてもベストな冷却である。

温度調節ができることで、寒冷蕁麻疹も防ぐ事ができたりとニーズも増える。

システムの費用は高額な点は仕方がないが、チームや施設レベルでは導入することで選手のコンディション向上にとても活躍するアイテムである。

 

まとめ

プロ選手が愛用するGAME READYは冷却と圧迫を同時にできることで、様々な症状に対応できるとても良い製品である。

 

まとめ

怪我をした際には応急処置が大切で一般的にRICE処置を実施する。

RICE処置は安静/冷却/圧迫/挙上することで組織の損傷を抑える事ができる。

今回紹介するGAME READYもRICE処置と同様な対処が可能なので急性期でも使用ができる冷却&圧迫のシステムです。

慢性症状や疲労回復にも使用でき、各関節のパーツを使うことで様々なケースにも対応可能となります。

プロチームで多数使用し、個人でも所持している選手もいる、プロ選手に愛用されているアイテムです。

取扱はミューラージャパンさんのサイト
ミューラージャパン GAME READY

 

追伸

私は現在プロチームでトレーナーとして活動しています。

チームのトレーナーは一人体制のため、ほぼ休みなく仕事三昧の日々を過ごしています。

先日GAME READYのフルレッグを会社にお願いして購入していただきました。

一番大喜びだったのが、外国籍選手3名がとても喜んでいました。

アメリカでは当たり前のように普及しているものが、日本ではまだまだプロチームでも導入されていないのが現状です。

その3名はじめ、日本人選手も大変喜んでくれて毎日活用してくれています。

選手のそんな笑顔を見ると会社に無理を言って購入してもらって本当によかったなと思っています。

そして、自分の仕事量も軽減しているので、GAME READYには感謝しかありません。

 

 

この記事が参考になれば幸いです。

怪我をした際の応急処置の仕方【部位別】

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