足関節捻挫は怪我の中でもとても多い怪我です。
足関節捻挫と言っても症状は軽症から重症までさまざまな状態があり、靭帯にダメージが出てしまうこととなります。
靭帯のダメージとしてI度損傷(軽症)、II度損傷(部分断裂)、Ⅲ度損傷(断裂)というような損傷レベルをよく使います。
II度損傷は幅が広いので症状も大きく異なってしまいます。
今回は自分でできる足関節捻挫の対処方法として紹介していますが、実際に捻挫をして歩くことが困難なケースなど明らかに状態が悪い場合、医療機関でしっかり検査をするということは前提となります。
そして病院には理学療法士の方がしっかりと対応してくれるので、時間や環境によっては活用すべきだと思っています。
今回紹介することは、実際に自分自身で対応する、練習がなかなか休むことができない、捻挫の後遺症が残っているそんな方には役立つ内容だと思っています。
1:足関節捻挫をした時の対処方法と足関節の基礎知識
運動中に捻挫をしてしまうことはスポーツをしていれば起こってしまうことです。
捻挫をしてしまった後にいかに正しい応急処置を行うかによって、実際に競技復帰までの期間が大きく変わってしまいます。
正しい知識を身につけて、万一に怪我をしてしまった際にしっかりと対応できるように事前の準備も必要となります。
まずは足関節の基礎知識もしっかりと身につけることで、今後のリハビリでの理解も深まってきますし、競技への知識としても身につくかと思います。
2:【自分でできる】足関節捻挫に対するリハビリ方法
足関節捻挫をすると機能低下や筋力低下してしまいバランス感覚などもかなり低下してしまいます。
まずは体重がかからなく、関節の動きのないところから強化していくことで損傷部位に対する負担がかかりにくく強化していけます。
体重を乗せてスクワットができるまでにはさまざまな工程があり、やるべきことは実際に多いものです。
この辺りの段階的なリハビリ工程を紹介しています。
怪我をしていなくてもこのリハビリの工程を行うことで今よりも強い足関節となりパフォーマンスの向上にも期待できるかと思います。
3:足関節捻挫に対するテーピングとサポーターの違いを徹底比較
怪我をした足関節を再受傷させないように負担を軽減しながら対応することも必要となります。
その手段としてはテーピングを装着するか、サポーターや装具を装着するかという選択になってきます。
どちらもメリット・デメリットがあるので一概にどちらが良いかは環境によって変わってしまいます。
このテーマでは、ベーシックなテーピングの巻き方2種類とサポーターの特徴なども紹介しています。
ただし、テーピングやサポーターはあくまでも練習で負担がかからないように行うための手段です。
テーピングを巻いたから足の状態が良くなっているわけではないので強化は継続しましょう。
4:足関節捻挫に対する動作確認と練習参加の段階的ステップ
初期のリハビリから競技復帰に向けたリハビリに移行する時期が来るかと思います。
実際にさまざまな動作を確認して段階的にステップアップして動きを作っていく形となります。
とは言ってもジョギングができるようになるまでたくさんの確認事項があるので、段階的にリハビリを強化して競技復帰に向けて進んでいきましょう。
・荷重時での確認
・ランニング系の確認
・ストップ系の確認
・競技特性の確認
上記のような確認をしていく必要があります。
練習参加にも3つのパターンがあるのかと思います。
・別メニューでコンディショニングを向上させて不安感をとっていく
・コーチの理解のもと参加可能なメニューは参加してスピード感覚等慣らしていく
・痛みなどはないが長時間への耐性ができていないケースで時間で調整して上げていく
このような選択肢の中から実際に競技復帰してチーム練習に合流できると良いのかと思います。
まとめ
今回4つの記事から足関節捻挫の対処方法として紹介しています。
実際にはもっと細かくお伝えできればいいのですが、かなりのボリュームとなってしまうので要点としてまとめています。
さらに練習前にやるべきこと、練習後にやるべきことなど常日頃から強化し、動作習慣を身につけ、セルフケアもしっかり行うことで大きな怪我が軽傷で済んだり、本来であれば怪我をしていたシーンでも大丈夫であったと予防できていることがあります。
地道なセルフコンディショニングなどをしっかりと継続して行なっていくことでパフォーマンスの向上にもなるかと思います。
実際に怪我をしてしまったら、怪我をする前の状態よりも強化しなければ再受傷するということなので、日々自分の体に関心を持って取り組んでもらえればと思います。
強い選手は大きな怪我をせず軽傷で済んでいます。
怪我をして離脱するとそれだけ強化できなくライバルと差をつけられてしまいます。
あなたの行動で怪我を予防して、怪我をしても早期復帰できるよう対処方法を活用していただければ幸いです。