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バスケ選手の足関節サポーター捻挫の予防・再発防止にアンクルブレイス

学生さん

足関節のサポーターってどうなんだろう...?

テーピングとサポーターではどっちがいいのかな...?

こんな疑問にお答えするよ!

JUNK TRAINER

私は現在プロバスケチームでアスレティックトレーナーとして活動しています。
プロチームでも20年トレーナーとして活動しているのでベテラントレーナーです。

今回は足関節のサポーターに関して記載していきます。

ポイント

チームでテーピングを巻いてくれる人がいないならサポーターは経済的にも優れている

練習中や試合中でも締める強さの調節が可能なのはサポーター

テーピングでは関節面に対して機能的に調整したり補強することが可能

今回紹介するミューラーのザ ワン アンクルブレイス プレミアムはテーピングのような装着感で良い製品です。

足関節の構造

バスケットボールでは足関節捻挫はとても多い怪我です。
プロチームでも最も多い怪我となっています。

中学生くらいになると身体接触が多くなってくることで足関節捻挫はバランスを崩した際やジャンプの着地の際に相手選手の足の上に乗ってしまい捻挫してしまうこともあります。

実際に起こりやすいケースとしては内側に捻ってしまう内反捻挫(ないはんねんざ)が圧倒的に多く、前距腓靭帯(ぜんきょひじんたい)を傷めることがとても多いです。

バスケでは前距腓骨靱帯を傷めることが多いね!

JUNK TRAINER

腓骨筋(ひこつきん)

捻挫の際に靱帯の損傷だけでなく、筋肉にもダメージが及び、腓骨筋(ひこつきん)が伸ばされてしまうことも多いです。腓骨筋にも長いものと短い筋肉の2つからなっています。

この腓骨筋という筋肉が足関節の安定させるバランス力にも大きな影響をするので、捻挫をした際は意識して強化していく必要があります。

上の写真では左側は腓骨筋が機能している状態でカーフレイズ(つま先立ち)ができています。
一方右側ではつま先立ちの際に外に力が逃げてしまっています。
このような選手は腓骨筋が弱っていたり、つまく使えていないケースのため、とても捻挫しやすい状態です。

足関節を捻挫してようやく復帰できても腓骨筋が機能していないと再び捻挫してしまう可能性が高いので、しっかりと強化する必要があります。

もちろん腓骨筋だけの問題ではないケースも多く、柔軟性の低下によって痛みが出ているケースもあります。

ただし、足関節の悪い選手で特に中学生や高校生は今までたくさんの選手と関わってきた中で腓骨筋の問題がとても多く感じています。

つま先立ちで外に流れないかチェックしよう!

JUNK TRAINER

テーピングとサポーターの特徴

バスケで捻挫して競技復帰する時にもちろん段階的に痛みを確認しながらリハビリを行なって、段階的に良くしていきますが、その際にまだ損傷部位に不安感や痛みがあれば、やはりサポートをした方が負担は軽減できます。

実際にテーピングがいいのかサポーターがいいのかはあなたのバスケットボールでの環境によっても異なってきます。

私のようなプロチームではテーピングを活用することが圧倒的に多いです。
しかし、学生さんの環境ではテーピングも費用が個人負担であったり、テーピングをどう巻いていいのか分からない事も多いです。

テーピングとサポーターはお互いメリット・デメリットがあります。

テーピングの特徴

【テーピングのメリット】

・使い捨てなので清潔感がある
・症状に合わせてコントロールでき、フィット感もある
・テーピングにも種類があるので微調整も可能である
・回復とともにテーピングの量などで制限を調節できる

【テーピングのデメリット】

・テーピングかぶれしてしまう可能性もある
・使い捨てなので費用が毎回かかってしまう
・テーピングを巻く技術が必要
・プレイ中に微調整はできない

サポーターの特徴

【サポーターのメリット】

・一度購入すれば何度でも使える
・プレイ中でも微調整できる
・手軽に装着できる

【サポーターのデメリット】

・どの製品がいいのか購入に迷う
・洗わないと不衛生で臭い
・関節の動きが一定に固定され悪くなる場合も
・忘れると不安になる

テーピングとサポーターどっちがいいのか

テーピングとサポーターでどちらがいいのかというとお互い上記でも記したように一長一短となります。

プロチームでは必ずトレーナーがいて男子の場合はテーピングを巻く環境が整っているので圧倒的にテーピングをしようしていると思います。

女子のチームではトップ選手でも自分でテーピングを巻く選手も多く、サポーターをしようしている選手もいます。

学生ではサポーターの方が安定しているのかと思います。特に中学生や高校生ではトレーナーがいないチーム、テーピングの予算が個人負担のチームも多いかと思います。

経済的な面、トレーナーが在中しているのかなどでもこのあたりは変化するかと思いますが、サポーターでも現在はとても良い製品があるのでありだと思います。

ただし、サポーターの場合は足関節に関わらずどの部位でも動きが単一的に制限されることで関節の可動域が悪くなってしまったり、自分の筋力をサポートしてくれるようなタイプもあるので筋力が向上しにくいというマイナス面もあるので、意識してトレーニングやリハビリは行うようにしてセルフケアも導入してほしいと思っています。

ミューラーのアンクルブレイスプレミアム

今回ミューラーのアンクルブレイスプレミアムを紹介いたします。

機能性

素材としてはワイヤーやプラスティック素材はしようしていなく、極端な動きの制限をかけずに固定できるタイプとなります。

足関節の動作としてのランニング等の縦の動きの制限はほとんど影響がなく、横への捻れに対してはしっかりと固定されるので、足関節の予防としてはとても良いかと思います。

私も実際に装着して体験してみました!

JUNK TRAINER

ポイント

・縦の動きの底屈(つま先立ち)や背屈(アキレス腱を伸ばす動作)の制限はほとんどなし
・靱帯に対してはしっかりサポートされる

特徴

■3段階の装着ステップ

1.装着して紐を結んで圧迫をかける

2.左右にある長いストラップクロスさせて足関節の固定感を出す

3.上部にある横へのマジックでホールド感を増加

■特徴

ベロの部分はフィット感と着地で衝撃を緩和させる
汗に強い素材で、長いストラップは非伸縮性で足関節が動きすぎないようにコントロールできる
ストラップについているMuellerのロゴマークが滑り止めになっていてずれにくくなっている

■サイズ

左右兼用

・XSサイズ 24-25cm
・Sサイズ 25-27cm
・Mサイズ 27-29cm
・Lサイズ 29cm-

装着方法

①紐を緩めて足を入れる、ストラップも外しておく。

②シューズを履くように紐を結んでいく

③2本の長いストラップを1本づつ固定させる
はじめに足関節の前側でクロスさせて足の裏を通してくるぶしの上まで引っ張りながら装着する

逆側も同様な貼り付ける
可能であれば最初に内側にある方から巻いて内くるぶしに貼り付ける
その後外側から始まる方を巻くことで内反捻挫に対しては有効かと考えます。

最後に横のストラップをつけてホールド感を増加させる。

このタイプは3段階で練習中でも緩んだり違和感があれば調節可能なのでプレイ中に微調整もできるのがとても良い。

私は紐を強めに結んで締めた感じが好きですね

JUNK TRAINER

まとめ

今回は、足関節の捻挫に対してテーピングとサポーターのどちらかがいいかというテーマで解説しました。

テーピングもサポーターもメリット・デメリットがあるので一概にどちらがいいかはあなた自身のバスケ環境によっても異なるかと思います。

テーピングは毎日費用がかかってしまい、テーピングを巻く技術に問題がなければ装着感はあり、プロ選手はテーピングの方が圧倒的に多いです。

サポーターでは一度購入すれば何度も繰り返し使えるので経済的だと思います。

その中でも今回紹介したミューラーのアンクルブレイスプレミアムは両方のメリットを兼添えている良い製品だと実際に装着して確認できました。

サポーターはいろいろなタイプがあり、選手自身の好みもあるかと思いますので、一概にどの製品がベストとは言えないのですが、プロのトレーナー目線でも良い製品だと思いました。

この記事がバスケ選手の参考になれば幸いです。

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