スポーツトレーナーとしてプロチームで働くことは、一つも目標であるかと思う。
実際にプロチームからオファーとして話が来た時に事前に準備しておかないと、取りこぼしてしまうことはよくあることである。
話が来てから、考えていると一瞬にして話がなくなることが多いプロの世界、運を掴んだのにタイミングが悪すぎては契約に至らないことは多い。
結 論 |
・プロになるための事前の準備を! ・決断をできるようなメンタル ・一番良いのは即決できるよう準備 ・プロチームでの経験は良い人生につながる |
事前に把握しておく事
いざ話がきた時にプロチームで働く準備ができていなければ、バタバタと慌ててしまい、事はうまく進みません。
そのためには準備して常に備えておく事、または自分からアプローチすることが必要となります。
チーム情報
プロチームでのトレーナー経験がないのであれば、まずはどの競技でトレーナーになりたいのかは最低限決めなければならない。
バスケットボールであれば、男子チーム・女子チーム、プロチーム(B1,B2,B3)、実業団チーム、大学チームなどある。
プロチームでも男子なのか、女子なのかでスタート時点も異なって来ます。
各チームのおおまかな事は把握しておく必要があります。
どこにあるのか、自分が拠点として不便がないのか、どのようなチーム体制、スタッフ体制なのか、この辺りはホームページを見るだけでもある程度わかることかと思います。
男子それとも女子?
チームはどこにあるの?
どんなスタッフがいるのかな?
トレーナー体制
そのチームの情報の一つとして実際にトレーナーの情報は得た方がイメージしやすくなります。
トレーナーは何人いるのか、サポートスタッフはいるのか、この辺りもホームページにも出ていると思います。
トレーナー体制 | 仕事内容 |
1名 | ヘッドトレーナーとしてのスキルが必須 |
2名 | アシスタントとしての可能性大 |
プロチームでのトレーナー経験がない場合、正直いきなりオファーの連絡が来る事はなかなかないかと思います。
それなりに修行して、周りに認知されて紹介という形でオファーの連絡が来るかと思います。
それでも突然連絡が来る事は実際にあるので、調べておいた方が良い点である。
求められることも異なって来るよ
プロチームでの仕事内容
プロチームでもチーム状況によって仕事内容は大きく異なって来ます。
最低限やるべき仕事は把握しておかねばならないです。
例えば、ストレングスがチームにいるかいないかで、求められる仕事も異なって来るかと思います。
イメージ湧かないと思います
自ら現場見学を求めて行動しよう
決断すべき事項
プロチームのスタッフは各ポジション共通して決断を迫られることが多い仕事である。
トレーナーとしては、試合中や練習中に選手が怪我をした際に、ストップをかける決断もしなければならない。
体調不良者を試合に出すか出さないか、遠征に連れて行くか置いて行くかなども決断しなければならない。
スタッフは決断しなければならない時が多く、常にそういうシーンを想定しておかなければならない。
躊躇せず決断できる材料の準備
一番は即決
話が来た時に、即決できるように準備しておくことがベストである。
そうすればスタッフになれる可能性はとても高くなる。
それでも契約直前で覆ることもあるので、プロチームとの契約は運とタイミングの要素は大きい。
仕事の整理
現状働いている仕事はすぐにはやめられないかと思う。その辺りの調整も重要となるかと思う。
必要な人材が突然いなくなられてはその職場も回らなくなるので、事前から準備しておく事は大切なのかと思う。
自分の目標としてプロチームでの活動を伝えておくかな
いざその時が来たら、良い関係で送り出してくれるような上司なら問題ないかと思う。
どうしてもうまくいかない時は、第三者を介すしかないのかもしれません。
今の時代は我々の時代とは違って、師弟関係や恩を重きを置いている方や恨みを持つようなケースは少ないようにも感じてしまう。
ただうまくいかなかったり、ゴタゴタするのであれば今は対応してくれるサービスがあるので利用して解決もできるかと思う。
優先順位
プロチームで働きたいのか、このチームは年俸が低い、そんな地方では行きたくない、そのコーチとはやりたくない、などなどいろいろな問題もあるかと思う。
ここで考えて欲しい事は、優先順位である。プロチームでトレーナーとして働きたいことが1番なのかどうなのかである。
プロチームでのトレーナー経験がない方に正直言って選ぶ選択肢はないと思う。
まず入団して経験値を積んで実績残して行くことで、複数のチームより声がかかるのかと思っている。
2日以内の回答
一番は声がかかったら即答することである。
なぜならチームも人材確保のために複数に話を振って人材確保できるようにアンテナを張っている。
そのため、候補が2名出れば比較するし、経歴や実績や評判も確認して行くこととなる。
迷って数日考えさせて欲しいという考えでは話がなくなってしまう。
実際にそういうケースや報告を山のように聞いている。
話がある2つのタイミング
スタッフを募集するタイミングとしてはシーズンがオフとなり、次のシーズンのスタッフ構成をする時が1つである。
もう一つは、シーズン中にトレーナーが様々な理由で現場を離れることとなった場合である。
2つのタイミング
・シーズン途中でスタッフの辞任(11-2月ころ
シーズン中でもチャンスはある!
プロチームに入るべき理由
自分自身まず、なぜプロチームでトレーナーをやりたいのかということを明確にした方が良い。
なぜなら、その部分は面談した際に確実に見破られてしまう。
面談する人が社長やGMやベテラントレーナーと実際に会って話した時に個性までは分からなくとも、ある程度の意識やそのチームにとって必要な人材になるかは、見抜かれてしまうと思う。
以下は私個人的に思っていることである。
まずプロチームで活動すべき
プロチームで働くことで、プロ選手やプロスタッフの価値観や考えがわかってくる。
意識が高い者と一緒に仕事をすることで、自分自身の勉強となり、考え方、物事の捉え方などトップの感覚が身について行く。
自分自身でも自信となるし、周りからもプロチームということで評価されるようになってくる。
プロトレーナーとしての肩書き
プロチームでのスタッフ経験は結果はどうであれ、肩書きとして一生残るものである。
それによって次のステップにも就職に活かせたり、大学や専門学校での講師などの依頼も入ってくるかと思う。
ポイント
・日本代表のトレーナーになった時点で、まずJBAのスタッフの対応が極端に変わった記憶がある。
・海外で活動する際にプロチーム、日本代表での評価は目に見えて高かった。
おかげで海外で活動する際にとてもやりやすかった。
経験値が上がる
プロチームで経験すると他チームのトレーナーとも交流ができるので、色々な情報交換ができる場があるのは大きいかと思う。
ちよっとした日常会話からもヒントをもらえたり、他のチームではどう対応しているかなども相談できるかと思う。
そう言った積み重ねで経験値が上がり、様々なケースに対応できるようになって行くと思う。
次のステップアップ
ある程度プロチームで経験することで、タイミングを見て他のチームや他の組織からオファーが来たり、様々な転機も迎えられるかと思っている。
日々努力して継続していけば、誰か必ず見ていてくれて、必要としてくれるかと思う。
年俸は次のシーズンに
初年度は年俸は最低限でも仕方がないかと思う。その収入以上のリターンが経験値や実績、肩書きとして返ってくるかと思う。
一生懸命働き、選手や他スタッフから評価されれば年俸は向上するかと思う。
もし、別のチームからオファーがあれば年俸を比較できるかと思うので、自分自身で判断し評価の高い方や良い環境を選べば良いということである。
お金よりも人生の厚みが出る!
まとめ
ま と め |
・プロになるための事前の準備を! ・決断をできるようなメンタル ・一番良いのは即決できるよう準備 ・プロチームでの経験は良い人生につながる |
プロチームでスポーツトレーナーになることは、自分自身の向上や肩書き、仲間やネットワークも広がり、次へのステッフアップにも繋がりやすい。
そのためプロチームで働くことには大きなメリットがあるので、是非とも目指してもらいたい。
それにはしっかりとしプロチームで働くための準備をして、いつでも対応できるような行動を心がけてもらいたい。
この記事が参考になれば幸いです
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