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【コスパ最強】オスグッドに対するアンダーラップで巻くテーピング方法

2023年7月7日

学生さん

膝がだんだん痛くなってきてオスグッドって言われました...
良いテーピング方法ありますか!?

オスグッドでも色々な対応策があるんだけど
今回は最もコスパがいいテーピングの方法を伝授するね!

JUNK TRAINER

私は現在プロバスケチームでアスレティックトレーナーとして活動しています。
選手にも毎日のようにテーピングを巻いているので、参考になるかと思います。

オスグッドとは

オスグッドになるメカニズム

成長期になると身長が伸びてきます。
小学生4年生頃から中学1年生くらいは身長が急に伸びる時期となり、最も大腿骨が成長します。

骨と同じように筋肉も伸びていけばいいのですが、骨の方が成長が早いこと、筋肉は運動すると硬く縮むことが影響して、骨に負担がかかってしまいます。

膝の前側には大腿四頭筋という大きな筋肉があり、膝蓋骨というお皿についています。
さらにお皿の下には膝蓋靭帯という伸び縮みしない靭帯があって、脛骨粗面についています。

骨は成長期はまだまだ柔らかく、骨の成長と筋肉の疲労によって縮むことで脛骨粗面に負担がかかって引っ張られてしまいます。
その結果、骨が隆起して変形していまい、痛みが出てしまうのです。

対応としては運動中に脛骨粗面に負担がかからないように膝蓋靭帯に圧迫をかけて脛骨粗面の牽引される負担を軽減させることが目的です。

ストラップ型サポーター

膝のサポーターでも一番軽いタイプのサポーターがストラップ型のサポーターです。

このタイプのサポーターは今回紹介するテーピングと同様の効果があります。

そのため、もし購入に際して本当に装着して痛みが軽減するのだろうかという疑問がある場合、今回紹介するアンダーラップを巻いてみて練習して確認すると良いかと思います。

痛みが軽減するのであれば十分機能しているということで、アンダーラップでそのままプレイするか、サポーターを購入して対応するかとなります。
サポーターの方が膝の下にパッドが付いているのでより圧迫でき、脛骨粗面の負担を軽減できる構造となっています。

全体を覆うタイプの軽サポーター

このタイプのサポーターは、膝蓋靭帯を圧迫するだけでなく、大腿四頭筋によって膝蓋骨(お皿)が上に引っ張り上げられてしまうことを軽減し、お皿の位置をホールドするような設計となって作られています。

そのため、より脛骨粗面への負担は軽減できるメリットはありますが、膝の全体的な圧迫も出るため、違和感や暑さも影響することがあります。

膝のサポーターと言ってもとてもたくさんの種類があるのでこの辺りから迷ってしまうものです。
メーカーにも多少なりとも特徴があるので実際に装着できれば一番良い形ですが、友達が装着しているのを試着させてもらうことも参考になるかと思います。

テーピングの種類

使用テープ:

アンダーラップのみ

ミューラーさんのアンダーラップは強度が強いから
私も使用していますよ!

JUNK TRAINER

テーピングの巻き方

1.アンダーラップを膝のお皿の下に巻いていく

2.6周くらい巻いていく(端が丸まっても問題ありませんのでそのまま巻きましょう)

3.上の端をクルクルと半分まで丸めていく

4.下の端もクルクルと半分まで丸めていく

5.ひっくり返してまねめた部分を内側に入れる

6.膝のお皿の下にセットして完成

とっても簡単に巻ける巻き方です

アンダーラップは粘着のりを使用していないテーピングです。
皮膚のトラブルも起こりにくいタイプです。

ただし、人によってはアンダーラップでかぶれてしまう方もいますので要確認です。
敏感肌の方は、いきなり長時間装着せずに様子を見るようにしましょう。

まとめ

今回はオスグッドに対する最もコスパのいいテーピングを紹介しました。
アンダーラップを使用すると1回あたり10-20円程度のコストで対応できるかと思います。

サポーターを購入する前に有効かアンダーラップを活用して試してみると良いかと思います。

テーピングやサポーターは運動をする際の負担を軽減させる対処方法です。
オスグッドが良くなるものではなく、悪化させないようにするものです。

練習前のストレッチ、練習後にアイシングとストレッチをしっかり行って筋肉の状態をよくしておくことは大切です。
骨の痛みの部分は炎症症状が強くなるのでアイシングで冷却することも大切です。

シャワーよりも入浴で筋肉は温めて疲労を取り除きストレッチすると効果的です。

オスグッドとうまく付き合って練習を継続的に行って行くには、セルフケアがとても大切で習慣づけられることがポイントです。

この記事が参考になれば幸いです。

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