トレーナー トレーナーの仕事

プロチームのトレーナーの仕事【1日の業務スケジュール】

2020年3月5日

プロトレーナーの1日の仕事の流れを記してみる。

チームによっても異なるし、肩書きによっても異なってくるかと思う。

そのあたりを自分の経験した様々な経験から掲載したいと思う。

 

アスレティックトレーナー

トレーナーだけであると仕事自体はかなり楽である。

その代わり怪我人が出ると病院への同行やリハビリなど業務がかなり増える為多忙になって行く。

 

さらに複数怪我人が出ると練習中にリハビリや治療を消化しなければ時間が足らなくなるので、練習自体が見れなくなって来ることもある。

朝が得意なので、早く起きてから出発までに勉強やパソコンでの仕事など毎日行う。

 

この時間が1番脳が活動し吸収できる時間である。

チームによって午前中トレーニングする場合と練習後にトレーニングする場合がある。

 

また午前中に必ず事務所によってテーピングの準備など行なってもいる。

プロチームでは各自専門職となる為、仕事のスタイルは各々で考えて行動するスタイルである。

 

個人的にはデスクワークは職場では行わずに自宅でするようにしている。

職場だと人が多すぎて雑音が入り非常に効率が悪い為である。

 

6:00起床早起きは得意な方です。5:00に起きる時も多々
 勉強(1h)朝起きた時が一番脳が働くタイプ
7:30朝食/シャワー/仕度出発前は必ずシャワー
8:30自宅出発 
9:00体育館準備トレーナー用品、モップがけ、セルフトレーニング少々
9:30選手ケア/テーピング練習前のケアとテーピングの対応
11:00練習開始およそ2時間+個人練習1時間
14:00選手ケア練習後のケア
18:00帰宅/入浴/夕食 
19:00デスクワーク/勉強あまり体育館に居たくないので帰宅して仕事をするタイプ
23:00フリーテレビやドラマなど
01:00就寝睡眠は大体5-6時間

 

 

アスレティックトレーナー兼ストレングスコーチ

トレーナーとストレングスの兼務は複数のチームで行なっている。

人件費の問題や人材確保などチームによって状況は異なってくる。

 

バスケットボールの場合、B1チームでは分業されていることが多いが、B2やB3のチームでは兼務することが多い。

私も多くのチームで兼務してきた経験がある。

 

この場合であると、練習後には選手のケアをメインにしたいので、午前中にトレーニングを実施する形になることが多い。

その為拘束時間が長くなる傾向である。

 

朝早く起きて、勉強や仕事など脳の1番働く時に行う。

どんな時も出かける前は必ずシャワーを浴びスッキリして出かけるタイプである。

 

個人的なスタイルとして選手と同じメニューを行うようにしている。

そうすることでコミュニケーションもとれるし、選手との距離感も縮まる。

 

選手もやらざる得ない状況にもなる。

このチームのケースではトレーニングがない日は自主練習であった為ほぼ毎日朝から晩までの仕事内容であった。

 

練習後に選手のケアをして事務所で翌日のテーピングの準備をしたり、スタッフのケアをしたりという形である。

私の場合、週に2回スクールのコーチをしていたので帰宅は21時から22時くらいと遅くなる日もあった。

 

6:00起床朝は早起きです。
 勉強朝が一番脳が働く
7:30朝食/シャワー/仕度出発前は必ずシャワーでスッキリと
8:15出発 車移動車移動で30分
8:45トレーニング午前中にトレーニング実施週2〜3回
11:30移動 車ジムから体育館へ移動
12:00体育館着/昼食体育館に着いたらまず弁当
 準備トレーナーの準備、選手練習前ケア&テーピング
13:00練習練習中審判と個人練習のリバウンド
16:30選手ケア練習後の選手のケア
19:00片付け/移動後片付け、チームカーに荷物を乗せる
19:30事務所/準備事務所で翌日のテーピングの準備
20:30帰宅/食事/入浴このチームでは週2回19時-21時までスクールも
21:30デスクワーク/勉強家でくつろぎながら仕事をする
23:30フリーテレビやドラマなど
01:00就寝睡眠は5-6時間

 

プロチームと大学のトレーナー兼ストレングスコーチ

プロチームと大学のチームを兼務していた時代もある。

この時は比較的午前中は時間が空いていた為、ゆっくりできていた。

 

朝早く起き、脳が元気な時に勉強をするスタイルは一緒である。

ただしより早く起きていた。

 

そして朝食を食べた後40分くらい仮眠するようにしていた。

そうする事で脳がリフレッシュし、仕事でも影響なく活動できた。

 

練習やケアはどのチームもほぼ一緒である。

特徴としては練習中に審判を行うこと。

 

これがかなり集中力が必要となる。

 

車の移動中に軽食をとり、大学が同じ県内であったので良かった点である。

週に2〜3回行き、トレーニングやリハビリ、治療、学生の指導にあたっていた。

 

帰宅中の運転が眠くなるのが辛いものであった。

帰宅すると夜遅くであるが、そこから夕食となる。

 

睡眠時間は短いが仮眠することで問題なく行えていた。

プロチームがオフ日の時は必ず大学の方へ行くため、年間通して休みはなかった。

 

良い点としては、プロチームがオフシーズンの際、大学はインシーズンとなるため、年間通して試合があることは良い刺激となっていた。

 

5:00起床若かったこと、早く起きる
 勉強勉強熱心だった、脳を使うと眠くなる
7:30朝食朝食食べたら仮眠する
 仮眠1時間前後寝るとスッキリ
9:00シャワー/仕度出かける前は必ずシャワーでスッキリ
10:00出発/補食出発して車で補食
10:30準備荷物、テーピングなど準備
12:00練習練習中は審判、リバウンド
15:00選手ケア練習後ケア
18:30移動/補食車の中で補食
19:00大学練習合流大学の練習、練習後にトレーニング指導
21:30移動車で移動、眠くなるので音楽
22:30帰宅/夕食/入浴 
00:00デスクワーク/勉強デスクワークと勉強
02:00就寝気づくと落ちている

 

日本代表でのトレーナー

日本代表での活動は基本ナショナルトレーニングセンターで行い、それ以外は海外遠征や大会となる。

プロチームと異なる点は毎日が2部練習となることである。

 

体力的に1番辛い業務であった。

責任と拘束と過労とで大変な仕事である。

 

ただし施設は全て揃っているので快適に過ごせるが、館内での移動距離は意外とあるので歩く量が多いので、忘れ物をした時に、ため息が出てしまう。

 

トレーナーの仕事でプロチームと異なることは、日本代表ではマネージャーが練習中練習参加ができないことが多い。

海外とのやりとりなど含め多忙である。その為現場の仕事がプロチームと異なり、練習中からドリンクの準備をトレーナーが行う。

 

現場でトレーナーとマネージャーの2役を行わなければならない為、仕事量が多いことであった。

特に面倒なことがドリンクを準備すること、ドリンクを洗うこと、これが非常に手間暇かかる。

 

その為朝起きたら一度体育館に行き、事前に準備した方が作業効率が良かった。

さらに多くのチームからの寄せ集めである為、各チームのトレーナーに怪我の状況、練習内容など毎日連絡をしていた。

 

この辺りがかなり労働力が必要となり、睡眠を圧迫した。

平均すると3-4時間の睡眠となり、仮眠が10-15分できるとかなり疲労感が違うので、ちょっとした時間を作って寝るようにしていた。

 

選手のケアも日によっては深夜1時頃までかかる日もあるので、こちらも疲労から過労となる。

プロチームの活動でなかったケースとして日本代表では選手のケアをしている最中に突然鼻血が垂れて来ることが何度かあった。

 

かなり酷使しているのだと実感している。

トレーナーは体力勝負の仕事であるから日頃から短時間睡眠、肉体的ダメージの耐性はつけておかないと務まらないと思う。

 

5:30起床/準備疲れてても起きれる、一度体育館へ行きドリンク準備
 勉強勉強とメールのチェック
7:00シャワー/朝食/仕度シャワーでスッキリ
8:00体育館/準備徒歩、代表だとドリンクも担当する為やることが多い
8:30選手ケア/テーピング選手練習前ケア、テーピング
10:00練習アップ、リハビリ、審判、ダウン、リバウンドとやること多い
13:00昼食選手の終わるタイミングで、すばやく食べる
13:20シャワーシャワーでスッキリ
13:30選手ケア数名昼もケアで対応 代表は2部練習が基本の為
14:45仮眠15分寝ておくと後が楽
15:10体育館/準備疲労感があるが次の準備にドリンクが面倒である。
 選手ケア/テーピング2部練習時は選手が来るのが遅いのでバタバタ
17:00練習アップ、リハビリ、審判、ダウン、リバウンドと
20:00夕食選手が食事に行くタイミングで夕食を短時間で
20:20シャワーシャワーでスッキリ、体臭防止
20:30選手ケア多くの選手がここでケア、疲労で鼻血が出ることも
00:30デスクワーク/洗濯まず洗濯をかけ、各チームに対してメール作成
02:00就寝3-4時間の睡眠であった

 

 

 

まとめ

各チームによって、また肩書きによって、業務内容や実働時間など異なる。

ほとんど休みもなく、シーズンが終わるまで継続される。

 

そのためには、準備が必要で、睡眠、体力、メンタル、健康など自分自身の管理能力は必須となる。

トレーナーは選手を管理しなければなないので、自分自身の体の強化、耐性はつけていくことが重要なポイントとなる。

 

特に上のステージに行けば行くほど未知の世界となるので、イメージして起こりうる現象を想像できるようにしてもらいたい。

 

 

 

 

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