

バスケットボールのボールハンドリングが上手くなりたいと考えている方
ボールをしっかりコントロールしたいけど、ミスして相手ボールになってしまう
味方が取りやすい正確なパスが上手く出せなくて...
どんな事に意識すれば上手くなるのかわからない、教えて欲しいです
こういった疑問に答えます。
私は現在プロバスケチームでトレーナーとして活動しています。
以前はプロチームのスクールコーチや学生にもコーチをしていた経験もあります。
この記事を読むことでバスケットボールに必要なボールコントロールに大切な知識が得られ、考えながら実践することでボールをコントロールする技術が上達する手応えを感じていただけるかと思います。
結論
■ドリブル
強いドリブルで、ボールをみなくてもコントロールできるように練習しよう
■パス
他のスキルよりも圧倒的に練習時間が少ないのがパスである
■シュート
リラックスして指先まで意識して、横ブレをしないように
■ミスを減らすには
適度な緊張感を持ち、不安な気持ちを取り払う、仲間が助けてくれる関係性
■ボールがすべるなどボールコントロールに影響する環境では
Grip-Sprayを使ってみよう
バスケットボールのスキル

バスケットボールのスキルにも色々なことがあります。
- ドリブル
- パス
- シュート
- ステップ
- ディフェンス力
- 戦術
- 状況判断
- その他
など様々な要素があります。
今回は主にボールを使う際のスキルアップに対して解説していきます。
ドリブル力を向上するためのハンドリング

ガードの選手にとってはドリブルでのボールコントロールは必要なスキルですね。
プロ選手のドリブルの特徴として
- ドリブルをつく力が強い
- ボールを見なくてもどこに跳ね返ってくるかわかっている
- 相手の真正面でドリブルをしない
- 手や体を使ってボールをガードできる
- 切り返しやターンでも体がブレない
こんなことが挙げられます
1.ドリブルをつく力が強い
強いドリブルができるとたくさんのメリットがあります。
- ドリブルの緩急がつけられる
- 手から離れている時間が短いので相手に取られにくい
- 自分の身体もスピードに対応するため、全身のスピードアップ
- 相手を抜く一歩めの動作
- 筋力アップと全身の連動性
ドリブルをつく時に手だけでコントロールするとボールを強くつけません。
肩甲骨を動かして肩から手に力を伝えるドリブルをするイメージで行うように練習すると強くつけるようになってきます。

2.ボールを見なくてもどこに跳ね返ってくるかわかっている
上手な選手はどのような角度でドリブルをつくとどこに跳ね返ってくるのかを自然とわかっています。
- どの位置でドリブルすると足に当たらないか
- どの位置だと自分自身がコントロールしやすいか
- どのような手の位置や角度でドリブルをつくとどこにボールがいくのか
- 考えて反復練習をする
- 上手くなったらスピードアップで反復練習
どんな上手な選手も初めはうまくできないところからスタートしています。
自分でも考えながら練習をして上達するのが実感できると、面白みが出て、さらに上達していけます。

3.相手の真正面でドリブルをしない
実践的な練習や試合になると相手選手がいるので、ボールを取られないようにコントロールが必要になります。
- どの位置でドリブルすれば相手に取られないか
- 相手の手の長さやスピードを考えて距離をとる
- ドリブルで緩急やフェイントで相手の恐れる間合いをとって優位に
相手との距離感を間合いと言いますが、この距離がとても大切になります。
自分が攻めやすい間合いでプレイできれば1対1で優位に立てます。
相手の間合いでプレイするとプレッシャーを感じて逃げ腰となりミスになりやすくなります。

4.手や体を使ってボールをガードできる
上手な選手は相手がスティールやプレッシャーをかけてくると体をうまく使ってガードします。
- 手を使ってボールをガードする
- ボールを持っていない手もうまく使えるように
- 体を使ってボールを隠して次に繋げる
- 体を使ってコントロールして方向転換
- スティールしに来た隙をついてカウンターで抜く
- 足を縦に開いたり、上体を動かして距離をとる
上手な選手はからだ全体をうまく使ってボールをコントロールしています。
ボールを見なくてもドリブルコントロールできる事で相手の動きを確認できるわけです。
5.切り返しやターンでも体がブレない
上手な選手はバランス感覚もいいものです
- 急な動きや方向転換でも安定した軸
- ターンをする際に視線がブレなく、体が浮き上がらないように
- ピボット時に指先で回ると次の動作の蹴り出しができない
スピードをつけすぎて切り返し動作を行うと、自分自身の軸がブレやすくなるので、まずはコントロールして安定してできるようにしましょう。
反復練習しながら徐々にスピードを上げて、体幹の強化も同時に行っていくことで向上していきます。
小学生から中学生はまだ成長期のため、偏った体の使い方をすると成長痛に発展してしまうこともあるのでセルフケアもしっかりと。

パスを向上するには正確性と予測と練習

パスにも両手のチェストパスやオーバーヘッドパス、片手でのパスにも様々あります。
どんなパスでも以下のような段階があるかと思います。
パス技術の段階
- 止まっている味方に正確なパス
- 止まっている味方の胸元にパス
- 止まっている味方が1歩動いて取れる位置にパス
- 走っている味方を予測してパス
- 動いている味方がシュートしやすいパス
- ボールの回転を整えてシュート率が上がるパス
プロ選手は味方にボールの回転を整えてパスを出すことができます。
最近のプロ選手は、個人ワークアウトでドリブルからパスを出すための練習をしっかり行なっています。
ドリブルやシュートに時間をかける選手は多いと思いますが、パスが上手な選手はパス練習にも時間をかけているということです。
動きを予測して手前にパスを出す
練習時間を確保していろんなパスを習得

シュートは自然な力の伝わり方と指先の感覚

シュートは一番難しいカテゴリーです。優れたシューターの方でもその日の調子によっては入らない日もあるわけです。
だから自信を失って落ち込むよりも、良い感覚で継続して練習できるかを考えるようにしましょう
- 正確に的に当てられるように(ゴールを使わなくても練習できる)
- 横にブレないようにコントロール
- リラックスして全身を使って指先に伝える
【友人の元女子日本代表選手のシューターの方の指導】
私の関わっていた学生のチームを指導していただいたことがありました。
その方の教えは、いきなりシュートするのではなく、シュートモーションから目印をつけた的に向かってシュートするといった練習方法でした。
効率よく繰り返しシュートモーションの反復練習ができるので、一人でも練習ができ良いフォームの型を身につけやすい方法でした。
その練習後にシューティングしてコントロールすることでかなりの確率でシュートが入っていました。
指導者の魔法にかかったかのようでした。
その方は10年以上現役から退き、数年ボールも触っていない主婦の方でしたが、数本打ったらミドルや3Pを連続で決めまくっていました。
一度完成したシュートフォームは数年やらなくても体が覚えているんだなとつくづく実感した瞬間でした。
多分あなたも自転車に数年乗らなくても、すぐに乗れるようなイメージはあるかと思います。
バスケットボールはハビットスポーツ(Habit Sports)と言われますが、継続した努力が報われるのだと実感しました。

ちょっとしたミスを減らしたい

バスケットボールではナイスプレイとミスは紙一重な気がします。
ほんの一瞬のタイミングやズレがゴールやアシスト、スティールやターンオーバーと天と地の差が出ます。
それでもコーチは積極的なミスに関しては褒めてくれるでしょう、しかし消極的なプレイからのミスは厳しく指摘するはずです。
こんな経験ないですか
- 不安になると視界や動き、声までも小さくなる
- ドリブル中にボールがなくなってしまう
- 味方が取りにくいパスを出してしまう
- 慌ててしまいキャッチミスで相手ボールに
- 焦ってシュートしてしまい滑ってしまう
試合中にいかに冷静さを取り戻し、本来の実力を発揮できるかを考える
緊張しすぎるとパフォーマンスは低下してしまうので、手もガチガチとなりハンドリングも悪くなる。
余計にミスにつながりやすいのです。
- 冷静さを取り戻すために深呼吸
- 肩の力を抜いて背伸びして関節を動かす
- 自分はできると自己暗示
- 声を出して二酸化炭素を排出し酸素を取り込んで脳の酸欠を回避
- チームメイトが励ます、助け合う、ベンチからも
- フリースローでは円陣を組んでチームを立て直す
試合中に個人でできることは限られています、チームで良い波を掴み取りましょう

緊張の曲線
程よい緊張感が最もパフォーマンスが上がるということです。
緊張しすぎるとパフォーマンスは低下する
相手をなめてかかるとやられてしまう
集中しないとミスが多くなる
リラックス8:2緊張がベストなパフォーマンス!

Grip-Sprayで正確なボールコントロールを

ボールコントロールに影響すること
- 緊張による体の硬直
- 突き指などでの痛みなど
- 寒さによる手指のこわばり
- 乾燥によるボールのすべり
- 汗によるボールのすべり
こんな影響からボールコントロール力は落ちてしまう場合もあります。
プロ選手も愛用のGrip-Sprayで正確なボールコントロールが得られる

手指の滑り止めとして開発されている商品ですが、こちらを使用することで手にボールが吸い付くような感覚で、しっかりとボールコントロールができるようになります。
そのため、単純なミスを防ぐことができ、ボールハンドリングのスキルも向上し、コントロールもしやすくなり、指先までしっかりと感覚が出ます。
Grip-Sprayで得られること
- 単純なミスの防止
- ボールコントロールがしやすい
- ドリブルスキルの上達につながる
- 指先まで感覚が伝わる
- 乾燥や汗でもボールが滑らない
この感覚は言葉では伝えられず、使ってみないと分からないのがとても残念で仕方ないですが
私が所属しているプロチームの選手スタッフのほとんどの方が実際に使用しています。
東北は寒く乾燥しているため、関東よりも特にボールが滑りやすいんだと実感しています。
選手もピタッと手に収まるので良い感覚でボールを扱えると言っています。
また手に2-3スプレイして手に馴染ませたら、靴裏に手を1度擦り付けるだけで、シューズのストップもいい感じになり、手放せないアイテムとなっています。
1回の練習で10円程度とコスパ最強!
Grip-Sprayの詳細はこちらの記事を参考に
バスケットボールが滑って影響するドリブルやキャッチにシュート対策
いいパス出すためにGrip-Sprayを使ってるんだ

まとめ

バスケットボールはボール競技の中でも大きなボールを扱うため、とても難しい競技である。
だから努力をしたものがボールを支配でき、相手よりも優位にボールコントロールをして勝利に貢献できるので努力のしがいと差ができやすい。
技術を習得するためには段階的にスキルアップすることであり、いきなり難しいことはできなくて当たり前である。
まとめ
■ドリブル
強いドリブルで、ボールをみなくてもコントロールできるように練習しよう
■パス
他のスキルよりも圧倒的に練習時間が少ないのがパスである
■シュート
リラックスして指先まで意識して、横ブレをしないように
■ミスを減らすには
適度な緊張感を持ち、不安な気持ちを取り払う、仲間が助けてくれる関係性
■ボールがすべるなどボールコントロールに影響する環境では
Grip-Sprayを使ってみよう
各項目をさらにまとめると上記のようになる。
ボールコントロールであなたが悩むことがあったら、もう一度この記事を読み直してスランプ脱出のヒントになれば幸いです。
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