プロチームのスタッフになる場合、引越しがつきものとなります。
プロチームでスタッフとして活動するためには全国各地に行く覚悟と準備が必要です。
プロチームでは地元のチームや好きなチームに入りたいからといって、入れるとは限らないし、スタッフは各自が専門職となるので、運やタイミング要素もチームと契約する際は十分考えられるわけである。
チームスタッフとして活動できるということは、とても貴重な存在であるのに遠いから行きたくないなど言っていたら、それこそプロチームで働く機会を自分から失っているわけである。
引越はつきもののプロチーム関係者
その経験をお伝えできればと思います。
プロのスタッフになった際に発生するのが、引越し作業である。いったことのない地でいきなり生活する形になるので、どこに住むかかなり悩むことになる。
プロチームのスタッフになる引越のポイント
- プロチームのスタッフはチームによって引越費用は異なる
- 最低限の貯蓄は必要
- プロチームのスタッフになりたいなら全国各地どこへでもいく
- チーム環境を事前に調べる
- 外国籍の部屋にとりあえず住むのもあり
- 物件の優先順位を決める
- 引越し業社は時期や荷物量や移動距離で異なるから比較検討する
- 費用を極力抑えるなら自分で運ぶ
プロチームの契約
チームによっても条件は異なるし、スタッフ個人によっても契約条件は異なってくる。
この辺りはチームがどうしても必要としている人材には待遇や条件も変わってくる傾向である。
例えば、交通費は県内の移動は支給なし、交通費は全額支給、引越し費用は全部会社持ち、上限を決めて支給してくれるところもある。
車を支給してくれるチームもある(ただしチーム荷物の運搬が条件など)。
車はあくまでも自分で対応するところもある。
このように条件は異なるので、同じチーム内でも違うことが当たり前と思っていた方が良い。
プロチームのスタッフになりたいならば、全国のチームどこにでもいく覚悟がなければなかなかチームスタッフにはなれない。
なぜなら、選手は12-15名であるが、スタッフは各役割で2名しか枠がない。
選手よりもチームに入れる可能性は低いためだ。
契約期間
Bリーグの男子バスケットボールの場合契約期間は7月から翌6月となることが一般的である。
その他としては7月から5月までの契約になる場合もある。
契約に対する注意点
この場合は、チームの経費削減ということもあるが、6月の期間フリーで活動しても良いということとなる。
別の仕事が入る予定や別の組織への転職なども含めて選ぶことはできるチームもある。
プロチームの契約期間
Bリーグの場合(男子バスケ)
7月から6月まで(通常)
7月から5月までもある
引越し費用
選手とスタッフでは大きく異なるかと思う。
選手は獲得したい選手の場合は条件も良くなることが当たり前である。
スタッフはどうかというと、なかなかどうしてもこのスタッフに来て欲しいというのは、コーチ以外は難しいかと思う。
そのため、基本的にはチームの基準になるかと思う。
特に若くてまだまだ経験値の浅いスタッフは必然的に選択肢はないのが当たり前である。
プロチームに所属できることは、それだけでも価値があるかと思うが、経済的な現実は厳しい限りである。
どうしても交渉したいのであれば、社長やGMに話してみるのも手である。
自己負担になる場合も十分あるため、貯蓄はある程度計画しておかなければならないのがプロの世界である。
事前に調べる事
チームによっても活動拠点が固定されている場合と色々な体育館を渡り歩くチームと2分する。
固定されているのであれば、物件を探すことも楽であるが、体育館を移動するチームの場合、どの体育館を使用するかは事前に確認しなければならない。
「みんなどの辺りに住んでいますか?」という質問は参考にはして良いが、あくまでも自分自身の環境を考えた方が良い。
なぜなら、大概の人はこの辺りにみんな住んでいるよとなると、じゃあこの辺りでいいやとなる。
部屋を決める前に必ず、同じマンションやアパートにチームメイトが住んでいないかは確認した方が良い。
同じチームメイトでも近すぎる、ましてや同じ建物はさすがに嫌がられる場合も出てくる。
事前に調べること
- 体育館の場所(練習場所は同じか)
- 利便性の良い場所
- 駅やバスの公共交通機関の有無
- スーパーの位置
- 皆が住んでいるエリア
- 遠征時のバスの出発場所
家探しのポイント
その際にバスで移動する場合、空港を使う場合、新幹線を使う場合などある。
無料の駐車場があるのか、車が使えないのかでも状況が変わってくる。
スタッフの場合は自分の荷物のほかにチームの荷物を運ばなければならないケースも多々ある。
遠征の時に家から集合場所へのアクセスが悪いととてもシンドイわけである。
チーム物件
チームによっては寮があったり、チームで保有している物件はいくつかある。
特に8月から外国籍選手が合流するので、7月までの間であればそこに住むことは可能のチームは多い。
その1ヶ月間で周辺の状況を確認して部屋を決めることも選択肢の一つである。
ただし、賃貸物件は運とタイミングである。良い物件が見つかった時点で引っ越す方が賢明である。
また別のケースとしては、チーム保有の物件の場合、契約しなくてもそのまま住める場合もある。
これはかなりメリットがある。そのまま住めること、敷金、礼金、手数料などの初期費用が不要である点だ。
賢い選択
・チームによっては外国籍選手のいない間、とりあえず貸してもらえる場合がある。
・チーム物件にそのまま住めれば、初期費用は必要なしで済む。
・外国籍が合流するまでは部屋が空き部屋なので、その間家賃は発生しない。
・数週間住むだけでもチーム活動にとって良いエリアを絞っていくことができる。
チームスポンサーの不動産
基本的に賃貸契約する際にかかる費用は、事務手数料、(仲介手数料)、敷金、礼金、家財保険、1ヶ月分の家賃などが必要になる。
チームスポンサーの不動産がある場合、事務手数料が0から50%引きなど優遇してくれる場合がある。
この辺りはチームによって全く異なるので、しっかりと話を聞くことがポイントとなる。
また、実際に賃貸物件は遠方の場合ネットで検索するかと思う。そういった物件も探して対応してくれることもある。
スポンサーの不動産
・チームスポンサーの不動産があれば、優遇してくれる可能性もある。
・事前にネットで調べた物件も確認してくれる。
・チームによっては仲介手数料の割引対応にもなる。
※スポンサー不動産を利用することで、仲介数が増え本来の特典が受けれない場合もあるので注意(例えば1ヶ月フリーレント)
私の場合、遠方であったためチームのスポンサー不動産に連絡し、内覧もしないで契約させていただいたこともある。
引越しの条件
引越しの条件は、まずは予算を決めることです。
その予算内でいい部屋があるか、ないか。ない場合は予算をあげるのか、条件を下げるか。
やり方は色々あるかと思う。
私の予算の決め方
・物件を2年間住んだ場合の合計費用を計算する。(初期費用、ネット環境も含める)
・見た目の礼金なし、1ヶ月フリーレントなどにごまかされないで済む。
・ネットが込みでは毎月5000円前後変わってくる。
・交通費・ガソリン代も考える
・備品の確認、電気やエアコンの有無
・窓の大きさ(窓が大きすぎる、多すぎるとカーテンが費用大)
・2年後の更新料の有無
この辺りは確認しておきたい。
プロチームの契約は1年の場合が多いが、物件は2年で考えて計算しても良い。
1年しかいない予定であれば、1年間での合計金額で確認しよう。
ネットで検索するにしても多量の物件があるので、どの不動産にするのか、どういうタイプの建物にするのかなど考えなければならない。
立地条件
場所選びはとても重要である。どのエリアに住むかという点はその後の生活に影響する。
チームによて確認しておきたいポイントがある。
それは遠征での移動がどうなるかという点である。
チームの体育館からバスが出るのか、それともバスは別の場所となるのか。
車で行かなければならないのか。
この辺りで、変わってくる。選手と違って、スタッフはチーム荷物を運搬しなければならないので、意外と大変な作業になる。
夜遅くに遠征から帰ってくるので、そこから家まで帰る場合、電車やバスは無くなっている可能性もある。
この辺りを考えると、体育館の近く、またはバスの乗り場の近くの方が楽である。
チーム荷物の運搬など一度チームの体育館に戻ることは多い
優先順位
部屋を選ぶ際に、条件の優先順位はつけておく必要がある。
全ての条件が満たされるようなことはまずない。
条件を満たす場合は大抵予算オーバーとなる。
地方の田舎であると家賃は安くても条件を満たす物件自体がない。
プロチームの引越し時期は6月になるため、物件数自体少なくなっている。
賃貸物件の優先順位
・家賃/駐車場
・築年数/リノベーション物件
・平米数/部屋数
・エアコン/何基
・収納/ウォークインクローゼット
・浴室乾燥/追い炊き
・ネット環境付属/速さは
・ペット可
私の場合は、平米数が70平米は欲しい。
またリビングダイニングの空間がある程度広い方が居心地が良い
妻の希望もある、築浅とキッチンの使い勝手である
引越し業者
引越し業者にも色々ある。
その時期や荷物の量などによって費用も異なってくる。
引越しに関しては友人の情報と実際に大きく異なることが多い。
なぜなら、単身でも荷物の量は異なるし、家具の種類でも金額が異なってくる。
さらに、家族がいる場合はなおさらである。
引越し業者は実際に、電話で家具のサイズや個数などの確認または、実際にお宅訪問で見ないと金額を出してくれない。
そういう流れがどこの引越し業者も必ずあるため、とても面倒であるが、引越し業者比較サイトで調べた方が早かったりする。
引越し業者比較
引越し業者はお宅訪問での査定がほとんど電話対応は少ない。
比較サイト登録検索
↓
引越し業者からメールまたは電話が来る(メールの方がよい)
↓
その時の条件の良い会社2〜3社くらいで検討する
引越のことなら
各引越し業社からメールがくる程度でバンバン電話がくるのかと思ったら、そんなことないです。
引越し業社も無駄な作業や勧誘はしないスタンスだと感じました。
選び方
実際に何度も引越しをしていても、その時、その時期、移動距離によって変化する。
ここがベストという会社は存在しない。
その時対応が良かったからと次に引っ越した時は対応がイマイチであったなど実際にあることだ。
個人的な基準は金額が優先度が最も高く、次に安心できる対応である。
引越し作業は、慣れた人ほど傷をつけないで対応してくれる。
女性でも荷物の運ぶコツを心得ているので、大丈夫である。
バイトを使うような引越し業社は避けた方が、その後のトラブルは減る。
実際に私は引越し業社にお願いした際、家具2点壊れていたことがあった。
修理は全て引越業者持ちで対応してもらった。
また別の時には壁紙を剥がされたことがあった。こちらも無料で対応してもらえた。
何れにしても、余計な手間がかかるので、安すぎるのもどうかといったところではある。
荷物を部分的にお願いする
私が引越しの際に必ず利用しているのは、大型な家電などである。
基本的に費用を抑えるために、自分自身で行なっている。
自分で引越しをする際にどうしても任せた方がいいものが、冷蔵庫・ダイニングテーブル・自転車・食器棚である。
どうしても1人で運べないものや運びづらいものは費用がかかっても任せた方がよい。
自分で引越し
↑トラックをレンタカー、荷物を入れて引越しに向かう
私の場合、引越しになれたことで、自分でトラックをレンタルして自分で行うようにしている。
費用的に1/4の予算で済む。
その代わり大変であるが、トレーニングの一環として行なっている。
チームによって引越しの予算は大きく異なってしまう。
正直毎回引越しするたびに出費が増えるわけだ。
その家に合うカーテン、棚、小物など含めるとかなりの出費である。
プロチームのスタッフは1年契約であるから1年ごとに引越しも考えなくてはならない。
いかに引越しで予算を抑えるかは必要となる。
そのため、自分で引越しを行うよになった。
レンタカー
引越しに際してはトラックのレンタカーを利用する。
これは今まで5回ほどトラックのレンタルをしたことがある。
トラックのレンタカーは日本レンタカーまたは日産レンタカーがベストである。
トラックも荷物がしっかとり覆うタイプのも貨物トラックが良い。
雨が降っても濡れずに大丈夫であるためだ。
一度、帆のタイプを借りて引越ししたことがあるが、高速道路の風圧で帆がうるさい事、また荷物が不安定のため、使用しない方がいい。
トラックも二台が自動で昇降リフトするタイプは尚便利である。
私は身長が184cmあるため、荷物の運搬など効率よくできる体があるからかもしれない。
しかし、逆にトラックの運転は座席が狭く窮屈ではある。
2人家族であれば、トラックに荷物も収まるし、自分でトラックを運転して荷物の運搬は、運転がある程度慣れていれば、そこまで苦ではない。
引越し部屋の階
自分で引越しするなら、間違いなく一階の方が引越し作業は楽である。
荷物を出すのも入れるのも圧倒的に一階の方が体力は使わない。
引越しは結構なスクワット動作をするので、腰を痛めないよう注意しながら、足の疲労もコントロールしたい。
その後運転しなければならないので。
部屋を選ぶ際、自分で引越しするのであるなら一階を選ぶことも必要である。
マンションでエレベーターがあるなら問題ないとは思う。
引越しでの失敗談
引越しでの失敗談
・冷蔵庫が扉ギリギリで壁紙を破損した。(業者)→全額保証、ただしやりとりが面倒であった。
※次行こう階段の手すりは自分で外して対応
・荷物が多すぎて倉庫をレンタル→予想以上に荷物が多く、捨てるに捨てられないものを倉庫で保管した。
この時は海外挑戦したため倉庫は結果的に活躍してくれた。
レンタル倉庫
・引越し業社は一度荷物を引き取りに来て、一旦倉庫で保管する。そして同エリアを一緒に運搬する
その日数を計算ミスして食材が傷んで捨てることとなった。
・引越し前日に祝いでもらった高級和牛をもったいないので全部食べた
翌日胸焼けで気分が悪くなり、引越し作業が大幅に遅れた
まとめ
プロチームでスタッフになる際に、引越しがつきものとなる。
いかにチームの情報を入手して、自分の住みやすい環境を整えるかはその後の仕事でも影響してくる。
費用を抑えて、自分でできることはやった方がその後のキャリアにも経験値として生きてくると思う。
ただし怪我をしたり、事故を起こす心配が少しでもあるのであれば、引越し業社に任せた方が、身体もメンタルも負担は軽減できる。
実際に引越しをした後は、市役所、警察署、住所登録変更などかなりやるべきことが発生し、とても手間暇かかってしまう。
いかに仕事で良い働きをできるかはポイントとなる。
自分にとって最善の方法を選んでください。
この記事が参考になれば幸いです。
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